「うちのチワワがなかなかごはんを食べてくれない」「最初は食いつきが良かったのにまた食べなくなった」と悩まれていませんか?チワワをはじめ、少食な愛犬のごはん事情に悩む飼い主さんは実は多くいらっしゃいます。
では、愛犬の食事の食いつきアップを図るにはどうすればよいのでしょうか。まずは、チワワがドッグフードを食べない時に考えられる理由を探り、解決策や、小食なチワワ向けのおすすめドッグフードを紹介します。
目次 -INDEX-
チワワがドッグフードを食べない時に考えられる理由
愛犬のチワワがドッグフードを食べないのは日常的ですか?それとも急にでしょうか?もし日常的に食べないなら、身の回りの環境や普段の接し方に問題があるかもしれません。
反対に、ある日急に食べなくなってしまったなら、体のだるさや痛みなどを感じている、もしくは病気が隠れている可能性があります。
①病気
愛犬がごはんを食べなくなって、一番に頭によぎるのは病気ですよね。実際、食欲不振というのは多くの病気でみられる症状の一つです。
ごはんに興味がないときや、心身的に食べたくないときもあるので、全て病気だと判断できませんが、2〜3日様子を見て、それでも食べない場合は病院に連れていきましょう。ただし、子犬や老犬、持病のある犬が食べない場合や、脱水しやすい夏場は様子をあまり見ず、悪化する前に治療を受けることをおすすめします。
②加齢や老化
犬はシニア期である7〜8才になってくると食欲が減ってくる傾向があります。個体差はありますが、加齢や老化に伴って運動量や筋力の低下、内臓機能の低下、嗅覚や味覚が衰えが起きるせいだと考えられています。
しかし、老化ではなく病気が原因となって食欲が減退することもあるので、定期的な健康診断をしておくと安心です。また、高齢犬の食欲を刺激するため、ドライフードをお湯でふやかしたり、レンジで人肌程度に温めて香りを立たせたりという工夫をするのもおすすめです。
③ストレス
チワワがストレスを感じてごはんを食べなくなることは実は少なくありません。警戒心が強いチワワにとって下記のシチュエーションは、心身に強い負荷をかけてしまうことが多いようです。
- 旅行や引っ越しで慣れない場所に行く
- 知らない人や犬が家にいる
- 花火や雷など大きな音が鳴っている
- インターホンが鳴って興奮している
- 大きな声で叱られる
ナイーブな性格を持つチワワだからこそ、いろんな場所に出かけて人や犬と触れ合ったり、普段から穏やかなコミュニケーションを取りながら良好な関係を築くことが大切です。
④わがまま
ドッグフードは食べないのにオヤツは喜んで食べる…その場合、好き嫌いをしているだけの可能性が高いです。チワワは賢い犬種なので、わがままで食べなくなってしまうことがよくあります。
愛犬におねだりされるがまま好きなもの与えていると、オヤツでお腹がいっぱいに。そうすると、本来食べるべきドッグフードが食べられず、栄養が足りなくなってしまいます。栄養不足のせいで病気になるなんてことにならにように、オヤツを控えてドッグフードを食べてくれるように工夫が必要です。
⑤運動不足
体の小さなチワワも家の中でじっとしているだけでは運動不足に陥ってしまいます。「チワワは運動量が少なくても大丈夫」という話を聞いたことがある方も多いと思いますが、1日に15〜30分程度の運動は健康のために必要とも言われています。
また、お散歩に行けない退屈さや運動不足はストレスになり、イタズラなどの問題行動の原因にもなってしまいます。体を動かしてエネルギー消費することは食欲をわかせるだけでなく、健康な体づくりにもつながるのでぜひトライしてみましょう。
⑥適量でない
愛犬がごはんを残してしまう原因として、与えているごはんの量が多すぎることが考えられます。チワワの胃袋はとても小さいので、あまりにも量の多いごはんは食べ切れません。
摂取カロリー相当のごはんを与えていても、ごはんの種類によっては1日の質量が多いということ。つまり、与える回数を増やすなどの対策が必要なのです。
また、オヤツを与えすぎていても食べすぎになってしまうので、1日にどれくらいの量が適量なのか、何回に分けて与えるのが適切かを定期的に見直してみるのがおすすめです。
チワワがドッグフードを食べない時に考えられる病気
- 胃腸の病気
- 口腔内の疾患
- 腎臓の病気
- 肝臓の病気 など
愛犬の食欲がなく、動物病院に連れて行ったら”実は病気だった”というケースがあります。胃腸や腎臓、肝臓の病気や口腔内の疾患にかかると、食欲不振に伴って以下の症状を現すことがあります。
- 元気の消失
- 吐き気・嘔吐
- 下痢・血便
- お水も飲まない
持病がなく元気な場合は2〜3日は様子をみてもいいですが、脱水を起こしやすい夏場や、体力のない子犬や老犬、持病のある犬がごはんを食べないときは要注意です。また、場合によっては緊急性の高い病気の可能性もあるので、なるべく早めに獣医師に相談することをおすすめします。
チワワがドッグフードを食べない時の7つの対策
「自分なりに工夫しているけど、愛犬がなかなかごはんを食べてくれない…」そんな飼い主さんにこそ読んでもらいたい対策をまとめました。
愛犬がドッグフードを食べないのには、ほとんどの場合に明確な理由があるので、どのように愛犬とか関わればよいか、愛犬であるチワワがドッグフードを食べない時の対策と改善方法を7つご紹介します。
対策①ドッグフードを見直す
現在食べているごはんの食いつきがあまり良くないなら、思い切ってドッグフードを見直すのもおすすめ!なぜなら、”無添加”や”人気NO.1”といわれる有名なドッグフードでも、愛犬の体には合っていないかもしれないからです。
原材料の食材によってドッグフードの味や風味は全く違いますが、好みの味ならパクパク食べてくれることもあります。それに、別のドッグフードに変更したら食欲も胃腸の調子も改善したというケースもあります。もし違うドッグフードに変更する場合は、徐々に慣らせるために1週間から10日間くらいかけて少しずつ切り替えていきましょう。
対策②運動量を増やす
病気を持っていない健康なチワワは1日あたり15〜30分の運動が最適と言われています。お散歩では1日1〜2回、10〜20分ずつおこなうのが理想です。
雨の日は外でお散歩ができないので、お家の中で走れる環境を作ったり、引っ張り合いできるおもちゃで遊んだりして、愛犬の有り余ったエネルギーを発散させてあげることが大切です!フローリングなど滑りやすい場所や大きな段差などを避けて、関節の弱いチワワの負担にならないように配慮しましょう。
対策③食事環境を見直す
犬は静かで、誰にも邪魔されない場所を好みますがご自宅はどうでしょうか?もし当てはまらないなら愛犬の食事環境を、一度見直してみる必要があるかもしれません。
食事環境を見直すのであれば、テレビやスピーカー、人の出入りが多い場所、人間の食卓から距離をとって、食餌に集中できる場所を選んであげましょう。
また、食器の高さが低すぎると下を向いてごはんを食べることになるので、食べにくさを感じているかもしれません。吐き戻しや喉の詰まりの原因になることもあるので、体高より5〜10cm程度低い位置で食べれる食事台を設置してあげるのがおすすめです。
対策④食事のしつけを再度行う
愛犬が欲しがるからといって、おやつやトッピングの多い食事ばかり与えていると「嫌いなものは食べなくてもOK」だと勘違いしてしまうようになります。飼い主さんが食事ルールをしっかり決める!という強い意志が必要です。
まずはごはんの時間を限定する(与えてから20分でお皿を下げる)、ドッグフードを食べきるまでオヤツはあげない、のような決まりを作ります。オヤツを食べるのが当たり前になっている愛犬にとっては少し可哀想にも思えますが、健康のためにもルールが伝わるまで根気よく続けていきましょう。
対策⑤ストレスを発散する
犬は慣れない環境や不安を感じているときなど、なんらかの強いストレスを感じたときに食欲がなくなってしまう傾向があります。チワワは特に警戒心が強いので食欲不振につながりやすい犬種と言われています。
しっかりストレスを発散させるためには、飼い主さんのサポートが必要です!
- 知り合いの犬と遊ばせる
- ドッグランで自由に走り回らせる
- 新しいおもちゃで遊ぶ
- はじめての場所に出かける
- いつもと違うルートでお散歩する
- マッサージをしてあげる など
リラックスできることや体を動かすこと、いつもと違ったことをするのも犬にとって気分転換になるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
対策⑥ドッグフードに工夫をする
なかなかドッグフードを食べてくれないときは食事にもちょっとした工夫をしましょう。ドッグフードの上に愛犬の好きなお肉やチーズ(犬用)、野菜、缶詰などをトッピングするのがおすすめです。ただし、トッピングする時は食事量が増えすぎないよう、全体の給餌量を調整しましょう。
中にはトッピングするのは甘やかすことになるのでは?と感じられる方もいますが、”なかなか食べない子がしっかりごはんを食べてくれること”が大切なのでぜひチャレンジしていただきたいです。
また、ごはんを手から与えてみるのもおすすめです。チワワなどの小型犬は1粒ずつ丁寧に食べる子が多いので、手からだったら喜んで食べてくれるかもしれません。食べたらその都度、褒めてあげるのも効果的です。
対策⑦かかりつけ医に相談する
何をしてもドッグフードを食べてくれないなら、一度かかりつけ医に相談してみるのが良いでしょう。犬のスペシャリストである獣医師や看護師さんなら、何か良いアドバイスをくれるかもしれません。
それに、日常的に愛犬と過ごす家族ではなく、第三者からの目線で初めて気づくこともありますし、実は病気が隠れていることもあるかもしれません。かかりつけ医の先生と相談しながら、ごはんを食べてくれる方法を模索していきましょう。
チワワがドッグフードを食べない時のおすすめドッグフード
- モグワン
- ブッチ
- このこのごはん
チワワにおすすめしたい3種類のおすすめドッグフードを厳選しました。愛犬家にも人気のあるモグワン、ブッチ、このこのごはん、というドライやウェットのドッグフードです。
それぞれのフードの内容量や原材料、対象年齢などの詳細、特徴やポイントを詳しくご紹介しますのでぜひ購入の際の参考にしてみてください。
おすすめドッグフード①モグワン
内容量/価格 | 1.8kg/¥4,708 |
100gあたりの価格 | ¥261 |
対象年齢 | オールステージ(生後2ヶ月〜シニア) |
主な原材料 | チキン、サーモン |
人も食べられる”ヒューマングレード”のお肉やお魚を使用した贅沢なドッグフードです。放し飼いチキン生肉や生サーモンなど、高品質な動物性タンパクを50%以上も使用しているので、肉中心の食事が必要な犬にぴったり。
穀物の代わりにサツマイモやエンドウ豆を配合したグレインフリーなレシピで作られていていることや、着色料や香料など人工添加物に極力頼らないことも愛犬家に喜ばれるポイントです。また、お肉や野菜、ココナッツオイルなど、ナチュラルな食材の香りが愛犬の食欲をそそります。
おすすめドッグフード②ブッチ
内容量/価格 | 800g/¥1,430 2kg/¥2,860 |
100gあたりの価格 | 800g/¥178.8 2kg/¥143.0 |
対象年齢 | 離乳期(生後20日)〜シニア |
主な原材料 | ニュージーランド産の牛肉・ラム肉 |
ブッチは全犬種オールステージ対応のグルテンフリーで無添加なウェットフードです。牧草を食べながらニュージーランドの大自然の中で放牧されて育った、高タンパク・低脂質の肉質の高い牛や羊を使用しています。
お肉の味と栄養素を生かす独自の調理製法を導入しているため、お肉の味も匂いもそのままだから旨味が凝縮されています!また、動物性タンパク質は92%、水分量約75%に調整することで、生肉のように消化吸収しやすい食事に仕上がっているので、お肉や缶詰好きな愛犬にはぜひお試しいただきたいフードです。
おすすめドッグフード③このこのごはん
内容量/価格 | 1kg/¥3,850 |
100gあたりの価格 | ¥385 |
対象年齢 | オールステージ(子犬〜シニア) |
主な原材料 | 鶏肉(ささみ、レバー)、玄米、大麦 |
高たんぱく・低カロリーな新鮮なささみを主原料とし、厳選した栄養価の高い大麦や玄米、野菜を使ったヒューマングレードのドッグフード!一般的に食いつきや味を良くするためにオイルコーティングをしますが、酸化防止剤を使いたくないという思いから、不要な動物性油脂を使用せず、代わりに鰹節で自然な風味をつけることに成功しています。
また、脂質が少ないおかげで涙やけが出にくいメリットもあり、愛犬の涙やけになやむ飼い主さんにも喜ばれる仕様になっています。人工添加物はビタミンとミネラルのみという、無添加への強いこだわりも感じられます。
チワワがドッグフードを食べない時 まとめ
チワワの飼い主さんから「ドッグフードを食べてくれない」という悩みを多く聞きます。せっかくドッグフードをかえても、ごはんの味にすぐ飽きてしまってガッカリした飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
ドッグフードを食べてくれるように今までいろんな対策を取られてきたと思いますが、ごはんを食べない本当の理由を知れば、その対策を知ることが可能です。愛犬がドッグフードを食べない理由を探り、対策を講じながら場合によってはドッグフードを定期的に見直し、愛犬の食欲アップにつなげましょう。