「国産ドッグフード」というと何となく安全で信頼ができるイメージがありますよね。
実際、国産のお肉や野菜などの原材料を国内の工場に運んで加工するので、新鮮なドッグフードをつくることができます。
しかし単純に「国産」という言葉だけに惹かれて購入すると、質の悪いドッグフードを購入してしまうかも。
今回は国産のドッグフードを選ぶときの注意点やポイント、おすすめのドッグフード10選をご紹介します。
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目次 -INDEX-
安価なドッグフードは国産ではない可能性がある
安価な国産ドッグフードには注意が必要です。
なぜなら「国産ドッグフード」とは、国内の工場で生産されたドッグフードのことであり、原材料は国産ではない可能性があるからです。
私たち人間も国産のお肉は高くて買いづらく、海外産のお肉の方が安くて手に取りやすかったりしますよね。
それと同じで国産の原材料にこだわるドッグフードは、海外のドッグフードよりも高い傾向にあるんです。
ペットショップやホームセンター、ネットなどでドッグフードを探していると「国産なのにこんなに安い!ラッキー!」と思ってしまうような安価な国産ドッグフードがたくさんあります。
けれど、原材料も国産にこだわっているドッグフードであれば、成分表に原材料の産地が表示されているはず。
もしパッケージを見てもわかりにくければ要注意。
スマホで公式サイトなどを調べて、原材料が国産であるか確認するようにしましょう。
もちろん海外産が必ずしも悪というわけではありません。
南国の果物など、国内で手に入りにくい為に海外の良質な原材料使用している場合もたくさんあります。
では、質のいい国産のドッグフードを選ぶためにはどのようなことに注意して選択すればいいのでしょうか?
国産ドッグフード選びのポイントを下記で説明します。
国産ドッグフード選びのポイント
国産を選ぶだけでは安心安全なドッグフード選びはできないことはわかっていただけたかと思います。では、安心安全な国産ドッグフードを選ぶためにはどこに気を付けるべきでしょうか?
国産ドッグフード選びのポイントは4つあります。
それぞれ解説します。
①原材料の原産地が明らかになっているか
原材料が国産かどうかは成分表を見ることで確認することができます。
成分表を見ただけではわからなければ、公式サイトより詳しい原産地の表記がされているはずです。
国産のドッグフードによっては、原材料一つ一つに原産地が都道県や市町村まで細かく記載されていたり、生産者の顔がわかるようになっています。
原材料にこだわっているドッグフードほど原産地をこまかく載せているので、ドッグフードを選ぶ際は必ず原産地が明らかかどうか確認するようにしましょう。
②主原料には質のいい新鮮な肉を使っているか
ドッグフードの主原料にはどんな肉が使われているのかを知ることも大切です。
本来肉食寄りの雑食である犬は、ドッグフードの主原料に牛豚鶏肉などの動物肉が使われていることが多いです。
これらの肉に「4Dミート」が使われていないか事前に調べておきましょう。
4Dミートとは以下の4種類の肉のことを指します。
・DEAD(屠殺以外で死んだ動物の肉)
・DISEASED(病気の動物の肉)
・DYING(死にかけの動物の肉)
・DISABLED(障害がある動物の肉)
ドッグフードには、4Dミートのような粗悪な動物の肉が混ざっている可能性があります。
4Dミートが犬に及ぼす悪影響は明らかになってはいませんが、病死した動物の肉を食べさせたくありませんよね。
4Dミートは成分表には「ミール」という名称で載っていることが多く、ミールは4Dミート以外を指す場合もあるので、4Dミートを避けたい場合は成分表だけでなく、製造者のこだわりを調べることも大切です。
③不要な人工添加物を使っていないか
ドッグフードにを選ぶ際は、不要な人工添加物を使用していないかもチェックしましょう。
ドッグフードの添加物とは、ドッグフードの主原料であるお肉や穀物、野菜だけでは不足している要素を補うために配合される物のことです。
添加物には人工添加物と天然由来の添加物があります。
人工添加物は保存力が高く、ドッグフードの賞味期限を長くするというメリットもありますが、その代わりワンちゃんの体にとって害がある物質も多く、発がん性をもつ添加物もあります。
食品だけでは補えない栄養素を補う為に人工添加物が使用されている場合もあるので、人工添加物を完全に使用していないドッグフードを選ぶことは難しいですが、ドッグフードを選ぶ際は、酸化防止剤や、香料・着色料など不要な人工添加物を使っていないものを選ぶようにしましょう。
④製造するペットフード工場はGMP認証を受けているか
ドッグフードが製造されている工場の環境を知ることも大切です。
GMP認証は「衛星管理や製造工程、工場や施設が食品衛生の標準規定を満たしている」と厚生労働省が認めた工場だけが取得することができます。
GMP認証を取得した工場は、衛生的で安全な環境でドッグフードがつくられていると言えるでしょう。
国産ドッグフードおすすめ10選
「実際どんな国産ドッグフードがいいんだろう?」「国産の原材料を使っているドッグフードが知りたい!」
そんな方におすすめのドッグフード10選を紹介します。
国産ドッグフード選びのポイントを踏まえて説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
No | 商品名 | 価格/内容量 | 評価 | 特徴 | 購入サイト | 原産国 |
---|---|---|---|---|---|---|
① | このこのごはん | 通常価格 ¥3,850(税込)/1㎏ 定期購入価格 ¥3,278(税込)/1㎏ | ★★★★★ | 国産の主原料を使用 安心安全で栄養豊富 | 公式サイト | 日本 |
② | うまか | 通常価格 ¥4,980(税込)/1.5㎏ 定期購入価格 ¥3,278(税込)/1.5㎏ | ★★★★★ | 九州産華味鳥を100%使用 | 公式サイト | 日本 |
③ | ポンポンデリ | 初回限定 ¥2,970(税込)/800g 通常価格 ¥4,830(税込)/800g | ★★★★★ | 小型犬の腸内環境に配慮 | 公式サイト | 日本 |
④ | ミシュワン 小型犬用 | ¥6,368(税込)/1㎏ | ★★★★★ | 小型犬の関節疾患に効果的な緑イ貝を配合 | 公式サイト | 日本 |
⑤ | 馬肉自然づくり | 通常価格 ¥3,840(税込)/1㎏ 定期購入価格 ¥2,970(税込)/1㎏ | ★★★★★ | 国産馬肉100%使用 上質な馬油を配合 | 公式サイト | 日本 |
⑥ | ドットわんごはん | ¥2,079(税込)/1㎏ | ★★★★★ | 産地が細かく表記されている | 公式サイト | 日本 |
⑦ | ZEN | ¥3,069(税込)/700g | ★★★★ | 鹿肉や猪肉を使用 産地が細かく表記されている | 公式サイト | 日本 |
⑧ | 犬猫生活 | 初回限定 ¥550(税込)/160g 定期購入価格 ¥4,928(税込)/1.7㎏ | ★★★★ | グルテン・グレインフリー 殺処分0活動に参加 | 公式サイト | 日本 |
⑨ | yum yum yum! | ちょこっとパック ¥255(税込)/50g ¥3,249(税込)/1㎏ | ★★★★ | 生産者の顔と名前がわかる ソフトタイプもある | 公式サイト | 日本 |
⑩ | ペトコトフーズ | 通常購入価格 ¥6,900(税込)/12パック 定期購入価格 ¥6,210(税込)/12パック | ★★★ | 冷凍のフレッシュフード 新鮮な肉と野菜が味わえる | 公式サイト | 日本 |
①うまか
出典:Amazon
価格 | 通常価格¥4,980(税込) 定期購入価格¥3,278(税込) |
内容量 | 1.5㎏ |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
うまかの特徴はなんといっても主原料の鶏肉に九州産華味鳥を100%使用していることです。
博多水たきの名店「華味鳥」が開発しており、パッケージを開けた瞬間出汁の香りが漂います。
鶏肉以外の原材料も国産のものを中心に使用しており、安心安全にこだわり人口添加物不使用。
原材料に玄米・大麦・大豆などの表記がありますが、小麦・トウモロコシなどの消化に悪い穀物は使用せず、犬にとって必要な栄養が補える穀物だけをあえて使用しているようです。
GMP認定を受けている工場で製造されています。
②このこのごはん
出典:コノコトトモニ公式サイト
価格 | 通常価格¥3850(税込) 定期購入価格¥3,278(税込) |
内容量 | 1㎏ |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
「このこのごはん」は主原料をすべて国産で揃え、香料・着色料・酸化防止剤といった人工添加物不使用の、ヒューマングレードのドッグフードです。
私たち人間も食べることのできるささみ、鹿肉、まぐろやさつまいもなどの主原料をはすべて国産。パパイヤ、モリンガといった国内では入手できない原料のみ海外のものを使用しています。「このこのごはん」が製造されている専門工場は人用の食品加工の製造も行っているGMP認定工場なので安心ですね。
「このこのごはん」と水だけで1日に必要な栄養素が補えるという、栄養たっぷりのドッグフードです。
③POM POM DELI(ポンポンデリ)
出典:Amazon
価格 | 初回限定¥2,970(税込) 通常価格¥4,830(税込) |
内容量 | 800g |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
ピンクやイエロー、ブルーのパッケージがオシャレなPOM POM DELI(ポンポンデリ)は、「ヒューマングレード品質の美味しい腸活ごはん」のためにつくられたドッグフードです。
腸内環境を整える他、涙やけ、毛並み、アレルギーにも配慮しており、ポンポンデリ一つで小型犬のお悩みが解決できるようになっています。
主原料の九州産の鶏肉の他、玄米・大豆・ムラサキ芋・ブロッコリーといったほとんどの原材料に国産を使用。
すべての原材料に産地が表示されているのもおススメポイントです。
人間用の食品工場と同等の基準を満たしたGMP認定工場で製造されています。
④ミシュワン 小型犬用
出典:Amazon
価格 | 初回限定価格¥3,184(税込) 通常価格¥3,980(税込) |
内容量 | 1㎏ |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
ミシュワン 小型犬用は「サプリメントのいらないドッグフード」です。
どういうことかというと、ミシュワンは小型犬に必要な栄養素が含まれているのはもちろん、小型犬がなりやすい関節疾患にも効果的な「緑イ貝」が配合されているのです。
緑イ貝は、サプリメントで飲んでいるワンちゃんも多く、オメガ3系脂肪酸という関節炎症状の軽減や、皮膚の健康維持が期待できます。
GMP認定工場が運営する国内のペットフード工場で、人間の食品と同レベルの衛生基準で製造されています。残念ながら公式サイトには主原料の原産国の記載がありませんでしたが、こだわりの厳選国産素材が使用されているようです。
⑤馬肉自然づくり
出典:Amazon
価格 | 通常価格 ¥3,840(税込) ¥9,918(税込) 定期購入価格 ¥2,970(税込) ¥8,465(税込) |
内容量 | 1㎏ 3kg |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
「馬肉自然づくり」は馬肉通販売上日本一の馬刺し専門店がつくった馬肉を主原料としたドッグフードです。
馬肉には牛豚肉と比べアレルギー源になりにくい他、高タンパク、豊富な鉄分、低脂質とワンちゃんにとって必要な要素がたくさん。
風味をよくする為のオイルコーティングを使用しない代わりに、上質な馬油で脂質を補っています。
GMP認定を受けた国内工場で製造されていて、使用されている野菜、穀物や卵はすべて国内産を使用しています。
⑥ドットわんごはん 牛ごはん-Red mind-
出典:Amazon
価格 | ¥583(税込) ¥2,079(税込) ¥11,209(税込) |
内容量 | 500g 1㎏ 3kg(1㎏×3袋) |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
ドットわんごはんは、厳選された国産素材のみを使用したドッグフードです。
キョロキョロした大きな目のパッケージが可愛いですよね。
国産素材にこだわっていて、国産表記はもちろん原産地の県や村までわかるようになっています。
牛ごはん-Red mind-の他、鶏ごはん、豚ごはん、魚ごはんの3種類があり、わんちゃんの好みに合わせて選ぶことができます。4種類セットも販売されていて、それぞれパッケージの色が異なってカラフルで可愛らしいのでおススメですよ。
食品衛生法などに基づいた工場で製造されているようです。
⑦ZENプレミアムドッググレインフリーフィッシュ 小粒
出典:ZEN公式通販サイト
価格 | ¥3,069(税込) ¥16,654(税込) ¥31,339(税込) |
内容量 | 700g 4kg(1㎏×4) 8kg(1㎏×8) |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
ZENは主原料に新鮮な鹿肉や猪の生肉を使用しています。
動物性タンパク質に犬の食物アレルギーの原因になりやすい牛豚鶏肉を使わず、アレルゲンになりにくいとされている鹿肉や猪を使用しているので、食物アレルギーを多く持つワンちゃんにもおススメです。
人が食べられる品質の原材料を使用しており、公式サイトから原材料の詳しい説明や、原産地をみることができることからも、ZENのこだわりがうかがえます。
価格の高さや、入手方法が公式通販サイトしかないことから評価を★4にしましたが、使われている主原料の質の良さや、原料の原産地が明確にされていることなどから、非常に信頼ができる優秀な国産ドッグフードといえます。
⑧犬猫生活 ドッグフード
出典:犬猫生活公式サイト
価格 | 初回限定価格¥550(税込) 定期購入価格¥4,480(税込) 通常購入価格¥5,780(税込) |
内容量 | 初回限定500g 1.7㎏(850g×2袋) |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
「犬猫生活 ドッグフード」は主原料に九州産の鶏肉、金沢産の和牛、金沢港の旬の魚を使った栄養満点のドッグフードです。「信頼できるごはんは信頼できる原材料から」という考えの元、原材料の原産地がすべて公開されている点も安心できるポイントです。
犬が消化が苦手でアレルゲンとなりやすい穀物類ですが、腸内環境を整える為にあえて食物繊維の豊富な大麦、玄米などを使用しているドッグフードもあります。
しかし犬猫生活はグルテン・グレインフリーなので穀物類を一切使用していないので、穀物アレルギーのワンちゃんにおススメです。
また犬猫生活は会社利益の20%を殺処分0の活動資金に充てています。
どのドッグフードを選んだらいいかわからない方は、殺処分0活動に貢献できるという目的で犬猫生活を選択することもできますよ。
⑨yum yum yum!(ヤムヤムヤム) チキン ドライタイプ
価格 | ¥1,736(税込) ¥3,249(税込) ¥6,025(税込) ¥11,118(税込) |
内容量 | 500g 1㎏(500g×2) 2kg 4kg(2kg×2) |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
yum yum yum!(ヤムヤムヤム)は、ヒューマンクオリティのドッグフードにこだわっています。人間でも食べられるほど質のいい材料を使うのはもちろん、ドッグフードを製造する工場も人間の食品をつくる工場と同一規格の国内ペットフード工場です。
公式サイトでは原材料の原産者の顔がわかるようになっていて、愛犬のドッグフードづくりに携わっている方たちを知ることができます。原材料となる鶏肉や野菜を作った方の顔がわかると安心しますよね。
主原料は宮崎産の若鳥生肉で、風味豊かな香りにする為に、添加物ではなく国産の昆布、しいたけ、かつお節を使用しています。
yum yum yum!(ヤムヤムヤム)は、ドライタイプとやわらかソフトタイプがあるので、ドライフードでは食べが悪い時や、硬い物が苦手になってきたシニア期のワンちゃんたちでも食べることができますよ。
⑩ペトコト
出典:Amazon
価格 | 通常購入価格 ¥6,900(税込) ¥12,800(税込) ¥18,200(税込) ¥23,800(税込) 定期購入価格 ¥6,210(税込) ¥11,520(税込) ¥16,380(税込) ¥21,420(税込) |
内容量 | 12パック(150g×12) 24パック(150g×24) 36パック(150g×36) |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
最後に紹介するのはペトコトです。写真からもわかるようにドライフードではなく、冷凍された状態で届くフレッシュタイプのドッグフードです。
原材料を全て粉状にして圧縮をするドライフードとは異なり、国内の安全な工場で最低限の加熱処理だけ行って急速冷凍をするので、肉や野菜本来のうまみや栄養をそのままキープすることができます。食べる前に解凍をすることで作りたてのような新鮮な美味しさを愛犬に食べさせることができますよ。
使われている食材はすべて国産にこだわっていいて、不要な添加物は使用していません。
ビーフ、チキン、ポーク、フィッシュの4種類から選ぶことができます。
ドライフードと比べ解凍する手間や、冷凍保存しなくてはいけない扱いづらさなどを考えて、★3の評価となりましたが、普段から手作り食をあげているという方や、ドライフードが苦手なワンちゃんにはぜひおすすめしたいドッグフードです。
まとめ
国産のドッグフードを選ぶ時の注意点やポイントを踏まえて、おススメドッグフード10選を紹介しました。しかし最初にもお伝えした通り、国産であれば必ずしも安心安全な食材であるとは限りませんし、海外産の食材が国産に劣っているという訳でもありません。
大切なのはドッグフードの作り手がどれだけワンちゃんの体のことを考えて最適な原材料を選んでいるかどうかです。
今回紹介した10選のドッグフードは、どれもワンちゃんのことを一番に考えたドッグフードばかりなので、安心して参考にしていただければ幸いです。
①原材料の原産地が明らかになっているか
②主原料には質のいい新鮮な肉を使っているか
③不要な人工添加物を使っていないか
④製造するドッグフード工場はGMP認定を受けているか