普段から、凶暴な犬が人を襲ったというニュースを耳にします。なんらかのトラブルで放れてしまった飼育犬が通行人を噛んだり、大型犬が飼い主を噛み死亡させたショッキングな事故まで様々なケースがあります。
ただ犬に悪意があるわけではなく、極度のストレスや不安から暴発したものが多いのかもしれません。とはいえ犬、特に大型犬の殺傷能力は、想像以上です。飼い主は、普段は大人しいからとしつけや管理を怠らず、また飼い主以外の人も間違った不用意な接し方をしないよう気を付けたいものです。
- 劣悪な環境にいる犬は危険行動の恐れがある
- 闘犬として作られた犬種は、他の犬種より闘争心が強く、突発的に暴発することがある
- 大型犬は体力・噛む力も強いため、穏やかな性質の犬でも思わぬ事故の恐れがある
- 人と犬が共存していくためには、犬の飼い主が責任と愛情をもって管理する必要がある
目次 -INDEX-
凶暴な犬の特徴
犬によって、威嚇のためによく吠える・飼い主にも噛みつくなどの行動が見られることがあります。ただ闘犬の血を引く犬種だけでなく、もとの気質は温和で人懐こい犬でも決して無関係ではありません。
劣悪な飼育環境、散歩もさせてもらえなかったり虐待を受けて育った個体は、ストレスや過度の警戒心から凶暴化します。特に成犬の場合、矯正するのは専門のトレーナーでも簡単ではないでしょう。
闘犬として改良された犬種
闘犬は、中世では犬くい・犬合わせとよばれていました。現在主な犬種ではピットブル、ボクサー、アメリカン・ブルドッグ、ペロ・デ・プレサ・カナリオ、ほか名前にマスティフが入る犬種が該当します。いろいろな国で、それぞれ違う品種として改良されているモロシアン・タイプの犬種です。
日本では土佐闘犬が有名で、ジャパニーズ・マスティフの別名があります。秋田犬は明治・大正の闘犬の流行により、他の大型犬との交配により闘犬として大型化されました。
原始的な犬種
原始的な犬種とは、JKC(ジャパンケネルクラブ)で10のグループに分けられたうちの5G:原始的な犬・スピッツに属します。古い起源をもつと考えられている犬種で、犬の祖先・狼の遺伝子を強く残していると言えるでしょう。
原始的な犬種には、アラスカンマラミュート、シベリアンハスキー、チャウチャウなどが属します。日本犬も秋田犬、甲斐犬など7種が含まれ、中でも柴犬は最も狼に近い遺伝子を持っていると言われます。原始的な犬種は野性的な性質を残し、飼育が簡単とは言えないでしょう。
凶暴な犬
本項目では、「凶暴な犬」として15種の大型犬、4種の中型・小型犬のほか日本犬を紹介していきます。ただし決して〝悪い犬〟のレッテルを貼ろうという意図ではありません。
懐いた犬でも、闘犬の血を引くまた身体の大きい犬種には充分な殺傷能力があります。悲惨な事故につながらないよう、注意喚起の意味でも是非お読みくださると幸いです。
ピットブル
ピットブルは、アメリカ・イギリスでは闘犬として飼育されていたこともある犬種です。トレーニングがきちんと施されている場合は明るく人懐っこい面を見せますが、一旦怒りだすと手がつけられなくなる獰猛な面があります。
死亡事故の半数以上がピットブルによるものといわれています。アメリカではピットブルによる死亡事故が多く、1年間で400件のピットブルによる事故が発生しうち死亡事故が1割という年もありました。
原産国 | アメリカ合衆国 |
サイズ区分 | 中型犬 |
体高 | オス 45cm~53cm メス 43cm~50cm |
体重 | オス 15.8㎏~27.2㎏ メス 13.6㎏~22.6㎏ |
ロットワイラー
ロットワイラーは、世界で最も危険な犬とも言われています。ロットワイラーは、筋肉質で見た目より体重が重いのが特徴です。
飼い主には従順で、素直な一面もあります。ただもともとは牧牛犬として活躍していたせいか、警戒心も強いためしつけを怠ると凶暴化の危険性があります。
実際、ロットワイラーはアメリカではピットブルに次ぐ死亡事故の多さで、日本でも男児が死亡する事故が起きています。
原産国 | ドイツ・バーデン⁼ヴュルテンブルク州 ロットヴァイル地方 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 61cm~69cm メス 56cm~64cm |
体重 | オス 45㎏~59㎏ メス 40㎏~50㎏ |
ジャーマンシェパード
警察犬や災害救助犬としてのイメージが強いジャーマンシェパード。ジャーマンシェパードは、基本的には攻撃性は低く飼い主に忠実でたいへん賢い犬種です。
ただ、もともと牧羊犬として使役されていたため、他人を簡単に信用しません。そのため、ジャーマンシェパードは、しつけや管理が出来ていないと飼い主を守ろうと攻撃的な行動に出る恐れもあります。ジャーマンシェパードが本来持っている戦闘力の高さから、危険な事故につながる恐れもあります。
原産国 | ドイツ |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 60cm~65cm メス 56cm~60cm |
体重 | オス 30㎏~40㎏ メス 23㎏~33㎏ |
アメリカン・ブルドッグ
アメリカン・ブルドッグは、イギリスのブルドッグを交配し闘犬としてつくられた犬種です。日本ではアメリカン・ブルドッグの知名度が低いですが、欧米では警察犬としても活躍しています。
また飼い主・家族に対し、忠誠心が強く深い愛情をもっています。ただ性質上縄張り意識が強く、飼い主でもしつけを間違えると力の強さもあり制御できない危険な犬となる恐れもあるでしょう。
原産国 | アメリカ合衆国 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 40cm~60cm メス 50cm~60cm |
体重 | オス 40㎏~60㎏ メス30㎏~40㎏ |
ブルマスティフ
ブルマスティフは、ブルドッグとマスティフを交配してつくられた犬種で、警備犬として使役されていました。
ブルマスティフの本来の性格は落ち着きがあり優しい一面のある犬ですが、やはり大きい体格・力の強さから、飼育には充分なしつけと管理が必要です。
ブルマスティフは危険犬種として指定している国もありますし、日本でも一部の自治体で特定犬に指定されています。
原産国 | イギリス・イングランド |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 64cm~69cm メス 61cm~66cm |
体重 | オス 50㎏~59㎏ メス 45㎏~54㎏ |
ボクサー
ボクサーは比較的新しい犬種で、ボクサーの祖先はマスティフ系統である猟犬のブレンバイザーと言われます。ボクサーはドイツで最初に警察・軍隊で使役された犬で、闘犬興行に使われたこともあります。
ボクサーもグレートデーンなどと同様で、強面に似合わず性格は優しさと明るさを持ち合わせています。しかし闘犬に使われていたこともある犬種であるため、攻撃的な個体もいるようですので飼い主のしつけ・管理が大事でしょう。
原産国 | ドイツと近隣諸国 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 57cm~63cm メス 53cm~59cm |
体重 | オス 30㎏前後 メス 25㎏以上 |
土佐犬
土佐犬は、正式名称は土佐闘犬(とさとうけん)といいます。土佐犬は、闘争本能が強いため、成犬のオス同士を近づけるのは良くありません。
土佐犬は、2023年には犬の散歩中の女性と連れていた小型犬に噛みつき小型犬のほうは死亡する事件が起きるなど咬傷事件が目立ちます。
犬に罪はないのですが飼い主ですら犠牲になった例もあり、飼育の際は鋼鉄製のオリに入れ、建物周りも柵で囲うなどの厳重な管理が望ましいでしょう。
原産国 | 日本・高知県 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | 62cm~82cm |
体重 | 60㎏~90㎏ |
ドーベルマン
ドーベルマンは、19世紀末ドイツでブリーダーのカール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマン氏により、警備犬として交配によって生み出されました。日本では、日本警察犬協会指定犬種に含まれています。
ドーベルマンは怖いイメージが強いですが、飼い主に忠実で人懐っこく甘えん坊の性格を持っています。ただ、ドーベルマンは元は警備犬として生み出されたという経緯があり、警戒心が強く家族を守る意識が強いために他人には攻撃的になることもあります。
原産国 | ドイツ |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 68cm~72cm メス 63cm~68cm |
体重 | オス 40㎏~45㎏ メス 32㎏~35㎏ |
チャウチャウ
チャウチャウは、紀元前から中国に存在した土着犬で、豊かな体毛で丸々として可愛い容姿が特徴です。
チャウチャウの性格は冷静で頑固で独立心が強く、飼い主にも簡単には愛想をふりまきません。はしゃぐ様子をみせず、知っている人と知らない人を区別して対応します。
また、知らない人には噛みつくこともあるようです。小さいお子さんが噛まれたらたいへんですし、初心者には飼育は難しい犬種でしょう。
原産国 | 中華人民共和国 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 48cm~56cm メス 46cm~51cm |
体重 | オス 25㎏~32㎏ メス 20㎏~27㎏ |
アラスカンマラミュート
アラスカンマラミュートはエスキモー・マラミュート族が飼育していた使役犬で、筋骨隆々・太い手足で堂々とした雰囲気を持っています。アラスカンマラミュートは、顔立ちが似ていることからシベリアンハスキーと混同されることもあります。
性格は飼い主に忠実のみならず、家族以外の人にも友好的といえるでしょう。ただ、しつけ・管理が行き届かず仮に攻撃的になった場合、犬ぞりなどの労働をこなしてきた大型犬のため危険性は大きいでしょう。
原産国 | アメリカ合衆国・アラスカ州スワード半島 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 64cm メス58cm |
体重 | オス 39㎏ メス34㎏ |
ウルフドッグ
ウルフドッグは、狼と犬を交配し生み出された犬種です。作出した目的は、牧羊・牧畜・軍用としての活用した。
ただ、2本足で立つと成人男性を超える個体も存在しており、狼の血を引くため危険な犬種と言えます。
たとえば、2015年、北海道遠軽ではブリーダーの女性が、過去に自分が育てた個体に襲われて亡くなる事故が起きました。2020年、アメリカで女児が腕を食いちぎられる事故も発生しています。
原産国 | スロバキア、オランダ、アメリカ・アラスカ州 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | 66cm~81cm |
体重 | 45㎏~70㎏ |
秋田犬
秋田犬は、秋田原産で国の天然記念物指定で、マタギ犬として活躍していた日本の大型犬です。基本的に飼い主には忠実ですが、咬傷事故は多く2017年には北海道斜里町で79歳の女性が、飼っていた秋田犬に噛まれ亡くなる事故が発生しています。
秋田犬は、大型で噛む力も強いため、本人は遊びで噛んだつもりでも大事故につながる危険があります。秋田犬は、初心者の安易な飼育は危険でしょう。
原産国 | 日本・秋田県 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 64cm~69cm メス 58cm~64cm |
体重 | オス 27㎏~41㎏ メス 23㎏~36㎏ |
ペロ・デ・プレサ・カナリオ
ペロ・デ・プレサ・カナリオは、モロサス犬種をもとにイングリッシュ・ブルドッグなどを交配させて誕生した犬種です。ペロ・デ・プレサ・カナリオは、護畜・番犬ほか闘犬として使われたこともあります。
ペロ・デ・プレサ・カナリオの性格は温和で落ち着きがあり、人にも友好的だと言われています。しかし番犬としてつくられた性質上、敵とみなした相手には攻撃的になり襲う危険性があるためオーストラリアなどいくつかの国では飼育自体禁止されています。
原産国 | スペイン・カナリア諸島 |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 61cm~66cm メス 57cm~62cm |
体重 | オス 45㎏~57㎏ メス 40㎏~50㎏ |
グレートデーン
グレートデーンは、ドイツ原産のブレンバイザーが直接の先祖で血統は400年以上続いています。グレートデーンは筋肉質で、ギネス認定の体高が特徴です。ただ、大きい体躯と怖い顔に似ず、性格は温和で飼いやすいと言われています。
しかしグレートデーンも大型犬の例にもれず、しつけを怠ると苦労するでしょう。本人は遊んでいるつもりでも、大きな身体で暴れれば危険を伴うからです。
原産国 | ドイツ |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 76cm~79cm メス 71cm~76cm |
体重 | オス 50㎏~82㎏ メス 50㎏~82㎏ |
セントバーナード
セントバーナードは、スイス原産で軽い個体でも50㎏以上ある超大型犬です。もともとセントバーナードの性格は、穏やかで温厚です。
ただマイペースな性質で飼い主次第ではセントバーナードをもてあましてしまい、危険な行動に走ることもあります。
山梨県にある観光施設「ハイジの村」では、2014年7月に女性とその愛犬、8月には43歳の男性を噛む咬傷事故を起こしています。(事故後、購入元の牧場に里帰りさせてあります)
原産国 | スイス |
サイズ区分 | 大型犬 |
体高 | オス 71cm~76cm メス 66cm~71cm |
体重 | オス 64㎏~82㎏ メス 54㎏~64㎏ |
小型・中型だけど凶暴と言われる犬
特に小型犬はサイズがちいさいため扱いやすいイメージがありますが、意外に勇敢で激しい気性を持っているという特徴があります。
噛む力も強く、超小型犬のチワワでさえ100㎏で人間の3倍超もあります。また、飼い主のうっかりミスで、柴犬が鶏肉の骨をバリバリ食べてしまうこともあります。
体が小さく仮に凶暴な性質でない個体でも、飼い主のしつけ・管理不足から重大な咬傷事故に発展する恐れもあります。
コーギー
コーギーは、イギリスのウェールズで牧畜犬として使役されていました。コーギーは体高が低く小柄ですが、筋肉質な身体と明るい性格で社交的な面を持っています。ただもともと牧畜犬で気も強く、体力があってエネルギッシュなため散歩など運動を怠らないことが大事です。
充分にしつけがされていないと、ストレスから噛み癖、吠え癖がつくことがあり厄介でしょう。
原産国 | イギリス・ウェールズ |
サイズ区分 | 中型犬 |
体高 | オス・メス 26cm~31cm |
体重 | オス・メス 11㎏~14㎏ |
ミニチュアブルテリア
ミニチュアブルテリアは、イギリスで闘犬として使われていたブルテリアの小型の個体をもとにして生み出されました。ブルテリアに比べれば穏やかで人懐っこい性格をしていますが、気性は強く警戒心から吠えやすい面があります。
ミニチュアブルテリアは興奮しやすく力もあるので、小さい子どもや他の犬には注意が必要です。もともと闘犬の血が流れている犬種のため、安易な気持ちでは飼わないほうが良いでしょう。
原産国 | イギリス・イングランド |
サイズ区分 | 中型犬 |
体高 | オス 46cm~56cm メス 46cm~56cm |
体重 | オス 25㎏~29㎏ メス 20㎏~25㎏ |
チワワ
チワワは、公認されている犬種の中では世界最小の犬で日本では1970年代から普及しだしました。チワワはもともと飼い主に忠実な性格で、賢く勇敢といわれています。ただ、しつけが行き届かない場合は、持ち前の気性の荒さが出て苦労するでしょう。
実際に、チワワに噛まれた事例は多く、超小型犬とはいえ嚙む力は強いため小さい子どもが噛まれれば思わぬひどいケガになりかねません。
原産国 | メキシコ |
サイズ区分 | 小型犬 |
体高 | オス・メス 15㎝~25㎝ |
体重 | オス・メス 1.8㎏~2.7㎏ |
ジャックラッセルテリア
ジャックラッセルテリアは、もともとジャック・ラッセル牧師がキツネ狩り猟犬として作った犬種です。そのため、ジャックラッセルテリアは、小型ながら勇敢で活発、体力もあります。猟犬であったジャックラッセルテリアは飼い主に忠実と言われますが、飼い主が頼りない場合言うことを聞かない〝暴君〟となります。
また獲物と認識したものを噛む習性があるため、噛み癖がつきやすいと言えます。ジャックラッセルテリアは、しつけをしっかり行うこと・ストレスを与えないよう散歩を怠らないなど、飼い方が大事です。
原産国 | イギリス |
サイズ区分 | 小型犬 |
体高 | オス・メス 25㎝~30㎝ |
体重 | オス・メス 5㎏~6㎏ |
中型の日本犬(柴犬・甲斐犬など)
柴犬や甲斐犬などの日本犬は、温暖湿潤気候に適応し暑さ寒さに強い犬種です。もとは、狩猟犬として活躍しており、狼に近い犬種としても知られており高い身体能力を持ちます。頑固な性質で、飼い主以外には懐きにくい個体が多いことが特徴といわれています。
また柴犬よりも甲斐犬はよりしつけが難しいと言われており、多頭飼いにも向きません。さらに、警戒心も強いことから、飼い方が良くないと攻撃的になる危険があるでしょう。
原産国 | 日本 |
サイズ区分 | 中型犬 |
体高 | オス 35㎝~43㎝ メス 33㎝~41㎝ |
体重 | オス 10㎏ メス8㎏ |
人を一番殺した凶暴な犬はピットブル
ピットブルは、世界各地で人間や他の犬などの動物に対する死亡事故を最も起こしています。最近でも2024年2月16日、アメリカ カリフォルニア州で35歳のブリーダーの男性が自宅裏庭で飼い犬のピットブルに襲われ死亡しました。
2022年7月にはアメリカの女性が飼っていた個体に襲われ死亡しています。しかも犬は女性を食べていたそうで遺体は切断されバラバラになっており、駆け付けた警察官でさえ精神を病んでしまうほど凄惨な状況だったようです。
【まとめ】凶暴な犬にならない飼育のしかたが大切
本記事では、不安や警戒心で噛み癖がつきやすい小型犬から飼い主をも死なせてしまった大型犬まで、事例も交えて紹介しました。
ただ動物である犬たちに悪意があるわけではなく、ストレス・不安などの人との皮わり方が大きな要因のひとつといえるでしょう。完璧なしつけは難しくても、飼い主の普段の観察や管理の徹底でも愛犬が人に噛みつくなどの事故を防ぐことが可能になります。
歴史の長い人と犬の関係なので、「犬が人を噛む」というような不幸なニュースが聞かれなくなればいいですね。