いつも元気で食欲のある愛犬が突然ドッグフードを食べなくなったら、あなたはどうしますか。
犬も人間と同じように体調を崩すことがありますが、人間のように不調を訴えることができません。飼い主が普段からよく観察し愛犬の不調に気付いてあげることが大切です。
今回は、愛犬の食欲がないときにどんな原因が考えられるのか紹介します。また、それぞれの原因に適した対処方法もわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次 -INDEX-
子犬がドッグフードを食べない原因
愛犬がドッグフードを食べないと心配になりますよね。食欲不振でドッグフードを食べない原因には、下記の6つが考えられます。
- 体調不良
- 夏バテ
- ストレス
- 偏食
- 成長期
- 反抗期
ここから、食欲不振の見分け方と対処法について紹介します。愛犬の様子と当てはめて、愛犬の状態を知るヒントにしてください。
子犬が【体調不良】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
体調不良の際には、ご飯を食べないだけでなくいつもと違った様子が他にもみられる事が多いです。例えば、「水を飲まない」「嘔吐・下痢」「散歩を嫌がる」「呼吸が荒い」「ぐったりしている」といったことが挙げられます。
愛犬と接していて、「何かいつもと違うな」と感じたら、体調不良のサインである可能性が高いでしょう。
犬は自ら体調不良を訴えることは難しいので、普段の様子をよく観察していて、体調不良のサインに気づけるようにしましょう。
対処法
愛犬にいつもと違う様子が見られ体調不良が疑われたら、できるだけ早く動物病院に行きましょう。
無理して食べさせると症状が悪化してしまうこともあるので、病院で診断してもらうのがいいでしょう。
症状はいつから出ているのか、水は飲めるのかなど、子犬の状態を記録しておくのがおすすめです。
子犬が【夏バテ】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
夏の暑い季節になると、人間だけでなく犬も夏バテを起こすことがあります。症状としては、人間の夏バテと同じような状態になることが多いです。
食欲減少の他に、「目の輝きがなくなる」「寝ている時間が多くなる」「散歩を嫌がる」といった様子が見られたら夏バテが考えられます。
対処法
夏バテを起こした際には、胃腸に優しく消化吸収の良い食事にしてあげましょう。
ドッグフードであれば、お湯や水をかけて柔らかくふやかしてあげることがおすすめです。
夏バテの際には脱水症状も伴うことが多いので、ドッグフードに水分をかけることで水分補給も同時にすることができます。また、栄養をしっかりと取ることも必要な為、食べられるようならおやつをあげることもよいでしょう。
子犬が【ストレス】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
子犬に何か環境の変化があった場合、ストレスが原因と考えられます。
例えば、「引っ越しをした」「新しいペットを飼い始めた」「散歩に行けない期間が続いた」「飼い主と離れた期間があった」などが挙げられます。
生活環境の変化、運動不足や人とのコミュニケーション不足は、愛犬にとってストレス源となります。そしてストレスを生じることで、食欲不振になることもあります。
対処法
子犬のストレスになっているものがあるか考えてみましょう。
ストレス源が取り除けるようであれば、できるだけ取り除いてあげるようにしてください。そして、ストレスを発散できるように関わり方を変えてみましょう。
例えば、愛犬と遊んだり撫でる時間を増やしたりしてコミュニケーションを多く取るとよいでしょう。スキンシップは、愛犬にとって欠かせないものなのでできるだけ多くとってあげましょう。散歩の時間を少し長めに取り、運動不足解消をするという方法もあります。
また、食欲不振に関しては、無理やり食べさせることがストレスになりかねないので、叱ったり、無理に食べさせることは辞めましょう。
食いつきが良くなるように、ドッグフードに缶詰やふりかけをかけて特別な食事にしてあげることもおすすめです。
子犬が【偏食】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
「ドッグフードを今までのものと変えたら食べなくなった」「おやつなどドッグフード以外のものなら食べる」といった場合、偏食が考えられます。
体調不良の様子はないのに食事をしないというときは、偏食も疑ってみましょう。
対処法
ドッグフードを別のものに変えたら食べなくなった時は、新しいドッグフードに慣れていないことも考えられます。前に食べていたドッフードと新しいドッグフードを混ぜて、新しい味に慣れされるとよいでしょう。
食べないからといっておやつをあげてしまうと、「ご飯を食べなくても、おやつがもらえる」と覚えてしまいます。「おやつをあげない」「外に出て運動をさせる」などをして、愛犬にお腹を空かせることもおすすめです。
また、食べないからといっていつまでもご飯を出しておくのではなく、30分くらい経ったら下げてしまいましょう。「お腹が空いたらドッグフードを食べるしかない」と愛犬に覚えさせることが大切です。
子犬が【成長期】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
子犬は成犬よりもエネルギーが必要なので、子犬の時期は食事量も多いです。
そのため、子犬が成犬へと成長をしていき、子犬の成長期が終わりを迎えているときは食事量も減っていきます。
個人差はありますが、生後4~6ヶ月目以降になると食事量が減ってきます。愛犬の年齢や食事の様子と照らし合わせて考えてみてください。
対処法
「食べなくなった」と感じ心配してしまうかもしれませんが、自然なことなので心配はいりません。
愛犬の様子を見ながら食事量を少しづつ減らしていき、栄養過多にならないように注意しましょう。
また、子犬用のドッグフードから成犬用のドッグフードに切り替えることも必要となります。
子犬から成犬への時期の見極めが難しく心配な場合は、かかりつけの動物病院に相談してみるのもよいでしょう。
子犬が【反抗期】でドッグフードを食べない時の見分け方と対処法
見分け方
犬にも反抗期があるのかと驚いた方もいるのではないでしょうか。犬も子犬から成犬へと成長をしていく過程で反抗期を迎えるといわれています。
犬種によって個体差はありますが、おおよそ6ヶ月から9ヶ月ごろに反抗期を迎えることが多いです。
反抗期には、「飼い主へ反抗的な態度をとる」「攻撃的になる」「トイレを失敗する」「ご飯を食べなくなる」といった様子がみられます。
反抗期のような様子が見られたら、反抗期でドッグフードを食べなくなっている可能性が考えられます。
対処法
体調不良などの様子がなく反抗期が疑われる場合は、今までどおりの食事で大丈夫です。痩せ過ぎてなければ、無理やり食べさせる必要はありません。
お腹が空けば自然と食べるので、運動量を増やしたり、食べないならば食事量を減らすのもおすすめです。
ご飯を食べないからといっておやつなどをあげすぎてしまうと、「ご飯を食べなくても、おやつが出てくるから大丈夫」と認識してしまうので注意してください。
愛犬の様子をみながら反抗期を乗り越えていきましょう。
【まとめ】子犬がドッグフードを食べない原因
今回は、子犬がドッグフードを食べない原因の見極め方と対処法についてご紹介しました。
子犬は、環境、年齢や状態によって「ご飯を食べなくなる」ことがあります。愛犬の様子をよく観察して、原因を考えてみましょう。
愛犬の様子を普段から把握しておき、体調の変化に気づけるようにすることが大切です。
また、原因が分からず心配な場合は、かかりつけの動物病院に相談してください。