みなさんは、賢い犬種と聞いて何を思い浮かべますか?ポピュラーなのは、盲導犬などで活躍するラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバー、ボーダー・コリーなどでしょうか。
実はその他にも、賢い犬種はたくさんあるんです。これから犬をお家に迎えようと考えている方は、賢い犬種を飼うことのメリット・デメリットなども気になりますよね。
この記事では、世界の賢い犬種とその特徴、そして飼う場合のメリット・デメリットについてご紹介します。
目次 -INDEX-
ギネスに認定された世界一賢い犬はジャック・ラッセル・テリア
みなさんは、「世界一賢い犬」としてギネスに認定されたジェシーくんをご存知ですか?おすわりや、お手といった犬の芸を覚えるだけでなく、毎朝決まった時間に飼い主を起こし、ゴミをゴミ箱に入れたり、コーヒーメーカーのスイッチを入れたり、飼い主にタオルを持ってきたりと、家事までこなしてしまうほどの天才ぶり。
ジェシーくんは、2005年生まれ。ジャックラッセルテリアという犬種です。もちろん賢さは犬によっても違いますが、ジャックラッセルテリアは賢い犬種の一つ。
小さな可愛らしい見た目ですが、エネルギッシュで非常に知的な性格の持ち主です。ジャックラッセルテリアの特徴をご紹介します。
ジャック・ラッセル・テリアの特徴
ジャックラッセルテリアは活発で知的な犬種で、その小さな体からは想像できないほどのエネルギーを持っています。元々はキツネ狩りのために育てられたため、狩猟本能が強く、運動量が豊富です。
好奇心旺盛で友好的な性格は、パートナーとして家族に迎え入れるのにぴったり。一方しつけは重要で、自立心が強いため、根気強さが求められますが、上手にトレーニングをすればしっかり学んでくれる賢い犬種です。
平均体高 | オス:25-30cm メス:25-30cm |
平均体重 | オス:5-8kg メス:5-8kg |
原産国 | イギリス |
ジャック・ラッセル・テリアの性格
ジャックラッセルテリアは、活発で元気な性格が特徴的な小型犬種です。遊ぶことが大好きで、身体能力が高いため、愛犬と一緒にたくさん遊びたいという方におすすめです。
また、知らない人や動物に対して攻撃的になることがあるため、しっかりとしたトレーニングが必要です。頭が良く、新しいことを学ぶことが得意なため、トレーニングやしつけは楽しめるでしょう。
また、人懐っこく家族と一緒に過ごすことが好きなことも、ペットして愛される理由の一つです。
ジャック・ラッセル・テリアを飼っている人の声
ジャックラッセルテリアを実際に飼っている方々声をみてみましょう。表情豊かな愛くるしい顔や元気いっぱいにお散歩を楽しんでいる様子が魅力的です。ドアを開けようとしたり、何かを企んでいる表情をしていたり、見ていて飽きない犬種ですね。
世界一賢い犬はどんな犬種?
- ボーダー・コリー
- プードル
- ジャーマン・シェパード・ドッグ
- ゴールデン・レトリバー
- ドーベルマン
- シャットランド・シープドッグ
- ラブラドール・レトリバー
- パピヨン
- ロットワイラー
- オーストラリアン・キャトル・ドッグ
犬の知能研究の第一人者であるスタンレー・コレン氏は、犬の知能を犬の本能、状況に適応する力、訓練での理解力の3つに分けて評価しました。その結果、知能が高いトップ10の犬種が上記の10種類です。これらの犬種は、知能が高く、学ぶ力や問題解決力に優れています。
特に訓練での理解力が高いため、しっかりと訓練すればどんどん賢くなっていくことでしょう。これらの犬種は、ペットとしてだけでなく警察犬、介助犬として活躍しています。また、その賢さから、家族との強い絆を築くことができるのも魅力です。
世界一賢い犬①ボーダー・コリー
ボーダーコリーは中型犬で、筋肉質な体格が特徴です。被毛は長めで、黒と白の組み合わせが一般的。クリッとした目力の強い瞳が印象的です。
元は羊を追い込む牧羊犬として飼われていたこともあり、運動量が豊富で、アジリティ競技にも向いています。しつけが比較的容易で、家族と一緒に過ごすのが大好き。散歩や遊びが大好きで、毎日の運動が欠かせません。賢く、コミュニケーション力も高いため、初心者にもおすすめの犬種です。
平均体高 | オス:48-56cm メス:46-53cm |
平均体重 | オス:14-20kg メス:12-19kg |
原産国 | イギリス |
ボーダー・コリーの性格
ボーダーコリーは忠実で献身的な性格を持ち、飼い主への愛情が深い犬種です。運動量が豊富で、散歩や遊びだけでなく、頭を使ったパズルやトレーニングも楽しみます。
トレーニングを重ねることで、他の犬や人間と適切なコミュニケーションがとれるようになっていくでしょう。飼い主との強い絆を築くことで、扱いやすく、素晴らしいパートナーとなるでしょう。
ボーダー・コリーを飼っている人の声
ボーダーコリーを実際に飼っている方々声をみてみましょう。フリスビーなどで一緒に遊んだり、トレーニングを重ねて競技会に出ている方も多いようです。
黒と白だけでなく、チョコレートや斑点のあるブルーマールなど、色のバリエーションも魅力的ですね。
世界一賢い犬②プードル
クルクルとした毛がぬいぐるみのようで愛らしいのが魅力のブードル。意外にも知能が高く、学習能力に優れています。抜け毛が少ない点も飼いやすいポイントです。明るく活発で、家族との絆が深まる犬種です。
トイ・プードル、ミニチュア・プードル、スタンダード・プードルの3タイプがあり、それぞれに特徴があります。こまめなトリミングは必要ですが、そのお手入れもプードルを飼う楽しさの一つです。
平均体高 | トイプードル:24-28cm(オス・メス共通) ミニチュアプードル:28-38cm(オス・メス共通) スタンダードプードル:45-60cm(オス)45-58cm(メス) |
平均体重 | トイプードル:2.5-4kg(オス・メス共通) ミニチュアプードル:6-8kg(オス・メス共通) スタンダードプードル:20-32kg(オス)20-27kg(メス) |
原産国 | フランスまたはドイツ |
プードルの性格
プードルは社交的で友好的な性格で、家族や他のペットとも仲良くすることができます。明るく楽天的で、遊ぶことが大好き。初対面の人や犬に対しても友好的で、穏やかに接することができるでしょう。
また、感情表現が豊かで愛嬌があり、飼い主とのコミュニケーションが楽しめる犬種です。運動量もそこまで必要ないため、日々の適度な散歩を心がけましょう。
プードルを飼っている人の声
大小さまざまなサイズの種類があるプードル。実際に飼っている方の声を見てみましょう。クリクリとした毛並みは、トリミングでスタイルの違いを楽しむ方も多いようです。頭脳派なので、賢い悪戯に困ってしまうことも。
世界一賢い③ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマンシェパードドッグは、中~大型の筋肉質な犬種で、被毛は中程度の長さがあり、黒とタンの組み合わせが一般的です。顔は比較的短く、知的な表情が特徴です。
知性が高く、状況判断力に優れ、忠実で勇敢です。一方で家族に対しては愛情深く、子供や他のペットとも仲良くできます。その賢さから警察犬や軍用犬、介助犬としても活躍しています。
平均体高 | オス:60-65cm メス:55-60cm |
平均体重 | オス:30-40kg メス:22-32kg |
原産国 | ドイツ |
ジャーマン・シェパード・ドッグの性格
ジャーマンシェパードドッグは、愛情深く家族を大切にする性格で、子供や他のペットとも良好な関係を築けます。警戒心と保護本能が強く、飼い主や家族を守る番犬としても優れています。
そのためにも適切なトレーニングが大切で、飼い主との強い絆を築くことが重要です。十分な運動と精神的な刺激を与えることが求められる犬種です。
ジャーマン・シェパード・ドッグを飼っている人の声
ジャーマンシェパードドッグを実際に飼っている方の声を見てみましょう。トレーニングを重ねて、競技会で賞をとっている方もいるようですね。凛々しい見た目によらず、甘えん坊な仕草を見せてくれるのもギャップがあって可愛いですよね。
世界一賢い犬④ゴールデン・レトリバー
ゴールデンレトリバーは、中~大型で美しい長毛の犬種で、その名の通りゴールドの毛色が特徴です。被毛は滑らかで光沢があり、ふさふさとしていて毛量が豊富です。顔は優しく、愛らしい表情が印象的。
知性が高く、友好的で愛情深い性格を持ち、家族や子供に対しても忠実です。状況判断力に優れ、その賢さから介助犬や警察犬としても活躍し、家庭犬としても大変人気があります。
平均体高 | オス:56-61cm メス:51-56cm |
平均体重 | オス:29-34 kg メス:25-29 kg |
原産国 | イギリス(スコットランド) |
ゴールデン・レトリバーの性格
友好的で愛情深いゴールデンレトリバーは、ファミリー向けのペットとしてとても人気があります。賢さと、訓練を受けやすい性格が魅力で、初心者向けの犬種としてもおすすめです。適度な運動が好きで、一緒にプールで泳いだりすることもできるかもしれません。
艶の美しい毛並みが魅力的ですが、こまめなブラッシングを心がけましょう。家族の一員として、一緒に過ごす時間を大切にし、愛される存在になる犬種です。
ゴールデン・レトリバーを飼っている人の声
ゴールデンレトリバーを実際に飼っている方の声を見てみましょう。学習能力が高いので、一度覚えたことは繰り返しおねだりされてしまうこともあるようです。飼い主にされるがままのリラックスした表情も可愛いですね。
世界一賢い犬⑤ドーベルマン
ドーベルマンは、筋肉質でスリムな体つきの大型犬で、優美なシルエットが特徴です。被毛は短く光沢があり、黒やチョコレート、ブルー、フォーンの毛色があります。顔は短く、ピンと立った耳と、キリッとした表情が印象的です。
知性が高く、状況判断力に優れた性格を持ち、家族に対しては忠実で愛情深いです。トレーニングを重ねることでどんどん学習していき、その賢さから警察犬や軍用犬としても活躍しています。
平均体高 | オス:68-72 cm メス:63-68 cm |
平均体重 | オス:40-45 kg メス:32-35 kg |
原産国 | ドイツ |
ドーベルマンの性格
勇敢で知性が高いドーベルマンは、飼い主に対して忠実で、優れた番犬としても好まれています。筋肉質な体格が特徴で、運動量が豊富であり、日々の運動や遊びが欠かせません。トレーニングとしつけを行うことで、守護本能が発揮され、家族を守る力強いパートナーになります。
少し怖い印象も強い見た目ですが、親しみやすい一面もありペットしても人気の高い犬種です。
ドーベルマンを飼っている人の声
ドーベルマンを実際に飼っている方の声を見てみましょう。シュッと伸びた背筋と凛々しい顔立ちは、お散歩をしている姿も様になります。見た目に反して寂しがりやな子も多いようです。
世界一賢い犬⑥シェットランド・シープドッグ
シェットランドシープドッグは、小型で美しい長毛の犬種で、一般的にシェルティとも呼ばれます。毛色はブルーマール、サーブル、ブラックなどがあり、豊かな飾り毛が特徴です。優雅な容姿に加え、知性が高く、状況判断力に優れています。
性格は忠実で友好的、家族に対してもとても愛情深い犬種です。トレーニングを重ねることでどんどん学習していき、その賢さから競技やワーキングドッグとしても活躍しています。
平均体高 | オス:37-41 cm メス:35-39 cm |
平均体重 | オス:6.4-12.7 kg メス:6.4-12.7 kg |
原産国 | イギリス |
シェットランド・シープドッグの性格
シェットランド・シープドッグは、知性が高く、状況判断力に優れた犬種です。小型で美しい毛並みが特徴のエレガントな見た目ですが、運動が大好き。
家族に対して愛情深く、子供や他のペットともすぐに仲良くなることができます。しつけは比較的簡単で、トレーニングも好むので芸を覚えさせてみたいという方にはとてもおすすめの犬種です。
シェットランド・シープドッグを飼っている人の声
シェットランドシープドッグを実際に飼っている方の声を見てみましょう。海やカフェなど飼い主と一緒にお散歩しながら楽しんでくれている姿が愛らしいですね。つぶらな瞳でおねだりされたらついつい甘やかしてしまいそうです。
世界一賢い犬⑦ラブラドール・レトリバー
ラブラドールレトリバーは、中~大型犬で筋肉質な体つきが特徴。被毛は短く、耐候性があり、毛色は黒、チョコレート、イエローの3種類があります。顔は愛らしく、優しい表情が印象的です。
性格は知性が高く友好的で愛情深いだけでなく、状況判断力に優れ、トレーニングをすることで素晴らしいパートナーに成長してくれるでしょう。家族や子供に対しても忠実で、その賢さから介助犬や警察犬としても活躍しています。
平均体高 | オス:57-62 cm メス:55-60 cm |
平均体重 | オス:29-36 kg メス:25-32 kg |
原産国 | カナダ |
ラブラドール・レトリバーの性格
ラブラドール・レトリバーは、明るく忠実な性格で、世界中で愛されるファミリー向けの犬種です。ペットとしてだけでなく、介助犬やセラピードッグとしても活躍しています。
知性が高く、学習能力も優れており、初めて犬を飼うにもおすすめ。運動好きで、特に水辺での遊びや泳ぐことを好みます。社会性が強く、子供や他の動物とも仲良くなることができます。
ラブラドール・レトリバーを飼っている人の声
ラブラドールレトリバーを実際に飼っている方の声を見てみましょう。元気にお散歩したり、食べ物をおねだりしたり、まるで人間の子どものよう。元盲導犬を受け入れてペットとして飼うという選択肢があるのも素敵ですね。
世界一賢い犬⑧パピヨン
パピヨンは小柄で優雅な見た目の犬種で、その名前はフランス語で「蝶」を意味し、美しい耳の形に由来します。耳は大きく立ち上がっていて長い飾り毛が付いており、まるで蝶の翼のように見えることが名前の由来です。
活発で好奇心旺盛、知性がとても高く、社交的です。美しい容姿と知性、友好的な性格がパピヨンの最大の魅力です。
平均体高 | オス:20-28 cm メス:20-28 cm |
平均体重 | オス:3-5 kg メス:3-5 kg |
原産国 | フランス、ベルギー |
パピヨンの性格
パピヨンは知性が高く、状況判断力に優れた犬種です。トレーニングを重ねることでさらに賢く育ってくれることでしょう。子どもや他のペットとも仲良くなれるため、家族向けの犬種として人気があります。
手足が細長く、運動量はそれほど多くないものの、目が大きくてニコッとした表情にも見えるので、軽やかに散歩や遊びを楽しむ姿がとても可愛らしいですね。
パピヨンを飼っている人の声
パピヨンを実際に飼っている方の声を見てみましょう。思いっきりダッシュしたり、おもちゃをキャッチしたりと、飼い主と遊んでいる姿からも、身体能力の高さがうかがえます。
活発な姿と、上品な姿の二面性がパピヨンの最大の魅力ですね。
世界一賢い犬⑨ロット・ワイラー
ロットワイラーは筋肉質で力強い見た目が特徴で、黒地にタンのマーキングが美しい犬種です。短くて手入れしやすい被毛と、中程度の大きさで、クタッと垂れた耳も魅力的。
知性が高く、仕事犬としても活躍しており、適切なトレーニングを受けると素晴らしい能力を発揮します。適切な運動量が必要ですが、家庭犬としても適応力があります。
平均体高 | オス:61-69 cm メス:56-63 cm |
平均体重 | オス:50-60 kg メス:35-48 kg |
原産国 | ドイツ |
ロット・ワイラーの性格
ロットワイラーは家族に対して忠実で愛情深く、警戒心が強く守護本能があります。迫力のある見た目ですが、適切なトレーニングを行うことで、他の人や犬とも仲良くできるようになります。状況判断力が高く、自信に満ちた性格のため、飼い主との信頼関係が大切です。
家庭で飼うためには運動量と刺激が必要なため体力が要る犬種ですが、絆が深まれば深まるほど理想的なペットとなるでしょう。
ロット・ワイラーを飼っている人の声
ロットワイラーを実際に飼っている方の声を見てみましょう。見かけによらず甘えん坊で寂しがり屋な一面があるのも可愛いところ。大型犬同士で仲良く戯れ合う様子は迫力がありますね!
世界一賢い犬⑩オーストラリアン・キャトル・ドッグ
オーストラリアン・キャトル・ドッグは、比較的小柄で筋肉質な体つきが特徴です。被毛は密で、耐候性があり、ブルーまたはレッドのヒールと呼ばれる独特な毛色を持っています。顔は、特徴的なマスクや斑点があり、表情豊かです。耳は立ち耳で、警戒心を示す際には特に立派な姿を見せます。
しっぽは中程度の長さで、活発な動きをサポートします。見た目の凛々しさもさることながら、その知性と勇敢さが、オーストラリアン・キャトル・ドッグの魅力です。
平均体高 | オス:46-51 cm メス:43-48 cm |
平均体重 | オス:15-16 kg メス:14-16 kg |
原産国 | オーストラリア |
オーストラリアン・キャトル・ドッグの性格
オーストラリアン・キャトル・ドッグは、元々牛の群れを誘導するための犬種でした。活発で知性が高く、独立心が強いのが特徴です。運動量が多く、散歩や遊びを一緒に楽しんでエネルギーを発散させましょう。家族に対しては忠実で愛情深いですが、他の動物や初対面の人に対しては慎重に接します。
飼い主がしっかりとしたリーダーシップと根気強さを持ってトレーニングすることで絆が深まり、素晴らしいパートナーになるでしょう。
オーストラリアン・キャトル・ドッグを飼っている人の声
オーストラリアンキャトルドッグを実際に飼っている方の声を見てみましょう。大きくなると凛々しい立ち姿が魅力ですが、子犬の時のころっとした姿もとっても可愛い。活発な大型犬を飼う際は大きめのゲージが必要かもしれませんね。
犬の知能は人間でいうと何歳ぐらい?
犬の知能は一般的に、人間の子どもの2〜2.5歳程度とされています。大人が話す言葉をある程度理解できるレベルの認知能力と言語理解力があり、基本的な言葉や指示は理解することができます。ただし、犬種や個体差によって知能は異なります。
ボーダーコリーやプードルなど特に賢い犬種は、さらに多くの言葉を理解できる場合もあります。一方で犬は人間と違い、強い嗅覚など、独自の感覚や能力を持っているので、見慣れない状況や環境に適応する能力は年齢以上に高いでしょう。
人間と犬の脳の違い
人間と犬の脳の違いは、大きさと複雑性にあります。人間の脳は犬の脳の約3倍大きく、複雑性も高いため、より高度な思考や言語処理が可能です。一方、犬の脳は嗅覚や聴覚などの感覚器官を制御する部分が大きく発達しています。
また、犬の脳は社会的な情報処理能力が優れており、人間とのコミュニケーションや社会性が高い犬種では、人間の表情や仕草などから様々な情報を読み取ることができます。それぞれが得意なことが異なるため、人間と犬がお互いに補完し合って生活していると言えるかもしれません。
賢い犬を飼うメリットとデメリット
賢い犬を飼うことは、飼い主にとって多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。非常に知能が高く、素晴らしい問題解決能力を持ち、トレーニングを重ねることでどんどん学習していきます。
一方で、高い運動量や刺激が必要な場合があり、日々のケアや訓練に時間や労力を要するという面もあります。以下に紹介するメリットとデメリットを踏まえた上で、どの犬種が自分に合うかを検討してみましょう。
賢い犬を飼うメリット
賢い犬を飼うメリットは、犬の学ぶ力や問題解決能力が高いため、しつけや訓練がしやすく、家族とのコミュニケーションがスムーズに行えることです。警察犬や介助犬、探索犬など、様々な分野で活躍できる可能性もあります。
賢い犬種は運動量も豊富で、飼い主とのコミュニケーションを通じて、歳を重ねるごとに深い絆を築いていくことができます。また、その賢さが表情にも表れるため、感情表現が豊かだったり、クリッとした知的な目が愛らしく感じることも魅力でしょう。
賢い犬を飼うデメリット
賢い犬を飼うデメリットは、高い知能を持っているがゆえに、与える刺激や運動量、知的な遊びなどが不十分だとストレスを抱えやすく、振る舞いに問題が生じる可能性があることです。
また、賢い犬種は自己主張が強く、自分で判断して行動することがあるため、飼い主側の根気強いしつけが必要になることもあります。
加えて、賢い犬種は体力もあるため、十分な運動不足や刺激不足がストレスを引き起こし、健康に影響を与えることがある場合があります。飼い主にもある程度の体力が必要となるでしょう。
賢い犬の性格を理解し上手く関係を築きましょう
いかがでしたか?世界には賢い犬種がたくさんいますが、身体能力が高い種類や、コミュニケーション能力が高い種類など、特徴や魅力はそれぞれ。
また、賢い分飼い主側にもしっかりしたトレーニングやコミュニケーションが求められます。家族の一員として一緒に成長を楽しんでいきたいという方にはピッタリの相棒です。ご自身のライフスタイルと合わせて、どの犬種を迎えるのが良いか考えてみてくださいね。