小さな体にうるわし大きな目がたまらなく可愛いチワワ。常に飼いたい犬の上位にいるチワワですが、その愛らしい見た目からは想像できない意外な性格をもっています。
チワワを飼っている人も、これから飼いたいと考えている人も、チワワの性格を知っておくとより深く信頼関係がつくれます。
もちろん個体差はありますが、チワワの性格を徹底解説していきます。きっと今まで以上にチワワが愛おしくなってきますよ。
目次 -INDEX-
チワワの基本情報
歴史
世界で最も小さい犬のチワワの祖先は、9世紀にメキシコの先住民が飼育していた「テチチ」という犬種です。テチチは番犬として飼われていて、姿は今のチワワより大きく、被毛の短いスムースコートしかいませんでした。
その後、パピヨンやポメラニアン、ヨークシャーテリアなどとの交配を繰り返して、徐々に体が小さくなり、長毛が特徴のロングコートも誕生、毛色の種類も増えていったのです。
日本でチワワが飼われるようになったのは、高度成長がすすむ1970年頃になります。都市化にともない、住宅事情に適した小型犬が注目され、中でも世界最小のチワワが大ブームとなりました。
大きさ(サイズ)
- オス
- 体長 30センチ前後
- 体高 18センチ前後
- メス
- 体長 30センチ前後
- 体高 18センチ前後
オスメスともに小柄です。オスは筋肉が発達しやすく、たくましく育つため、メスよりも若干大きめになることが多いです。
体重は成犬になっても1.5~3キロほどですが、他の犬種より個体差が大きいため、基準の範囲に収まらないチワワも少なくありません。
寿命
チワワの平均寿命は13.8歳です。犬は、1年で人間にとっての数年分の年を取るので、人間に例えると70歳くらいになります。犬全体の平均寿命が14.1歳なので、チワワは犬全体から見るとほぼ平均的な寿命です。
個別の体質や飼い方もありますが、、近年日本では、ペットの食の安全が守られるようになり、ドッグフードの質も向上していますので、犬の健康状態も改善され平均寿命も延びてきています。
チワワの性格について徹底解説!
チワワは体は小さいですが、自分より大きな犬にも立ち向かうとても勇敢な犬です。反面、警戒心が強く臆病なところがあり、攻撃的だと誤解されてしまうこともあります。
学習能力が高く、しつけやすいので愛情をもって接していると警戒心がなくなり、一度飼い主を受け入れると最後まで忠誠を尽くしてくれます。
好奇心旺盛で甘えん坊でもあるチワワの性格をみていきます。
- 性格①体は小さいが勇敢
- 性格②警戒心が強い
- 性格③飼い主に忠誠を尽くす
- 性格④好奇心が旺盛
- 性格⑤学習能力が高い
性格①体は小さいが勇敢
チワワは愛らしい姿とは裏腹に、勇敢で負けん気が強い性格をしています。リーダー意識の高い犬種なので、自分の家族や仲間を守ろうとする本能があり、仲間がピンチの時には、自分より大きな犬に対しても臆することなく立ち向かいます。
知らない人などに出会ったとき必死に吠えているのは、ご主人であり、家族である飼い主を守ろうとしているのかもしれません。
また、飼い主の声や物音を聞き分ける能力も高いので、ちょっとした物音でも聞きなれない音であれば、そちらに向かって吠えることもあります。
性格②警戒心が強い
チワワは警戒心が強く臆病な性格で、初めてみる人や物に対して威嚇したり、攻撃的になります。家に友人が遊びに来たら吠え続けるといったことがよくおこりますが、臆病なチワワが初めて見た友人を警戒しているのです。
チワワは主に室内犬として飼われていますが、子犬の頃から室内から出ないでいると見慣れない人や聞きなれない音に過敏に反応し、さらに警戒心が強くなる傾向にあります。
過剰な警戒心は吠え癖や噛み癖につながることもあるので、散歩など外に出る機会を作って、社会性を身につけさせてあげることが大切です。
性格③飼い主に忠誠を尽くす
警戒心が強いチワワですが、一度飼い主を認めると、そこからは高い忠誠心を見せ、どこでもいっしょにいたがるようにもなります。
チワワに飼い主が主人と認めさせるには、ただ、チワワの要求を聞いているだけでは難しいでしょう。子犬の頃からダメなときはダメ、ほめるときはたくさんほめてあげると、飼い主を信頼するようになり、信頼関係のできた人に対して従順になります。
またチワワは、甘え上手な性格でもあるので、仕事帰りに玄関前で待っていたり、かまってほしくてすり寄ってきたりと、飼い主に癒しの時間を与えてくれます。
性格④好奇心が旺盛
臆病で警戒心が強いチワワですが、その反面で好奇心旺盛でもあります。機敏に動き回り、いろいろなものに興味を示します。散歩に出かけると、自らあちこち歩きまわったり、臭いをかいだりして興味を示します。
部屋にいてもおもちゃや下に置いてあるものをひたすら噛んだり、外からの臭いに興味を示したりと一人遊びも上手です。いつも飼い主が遊んであげるのもよいのですが、一人遊びも好奇心を育み、社会性を育てる大切な時間になります。
一人で楽しんでいるなと思ったら、手を出さないで可愛い様子を見守ってあげましょう。
性格⑤学習能力が高い
体のサイズに比べ頭が大きいチワワは頭がよいといわれます。
ペットを室内で飼うと部屋を散らかされたりすることもありますが、チワワの場合、トイレの場所を覚えたり、ダメということはやらないということが得意なので、しつけがしやすい犬種です。
また、どうしたら甘えられるか考え行動する少しあざとい賢さも持っているので、飼い主によってはそのあざとさがかわいくて仕方がないということもあるようです。
チワワは男の子と女の子で性格が違う?
チワワは、基本的に警戒心が強く臆病な面があるが、明るく勇敢で、飼い主には忠誠心を尽くす性格です。
では、男の子と女の子の違いはあるのでしょうか。
その子のもともとの性格もありますし、家に先輩チワワがいるなど環境によっても違ってきますが、男の子と女の子の性格を比べると次のような傾向があります。
男の子の性格
やんちゃでわんぱく、大型犬にも立ち向かう勇敢さを持っています。
また、リーダーとなり、群れを統率しようという意識が高く、相手より優位に立ちたい気持ちを強く持つ傾向があります。自分がリーダーだと自覚すると、飼い主の言うことを聞かなくなることもありますが、甘えん坊な面もあり、飼い主を信頼すると献身的で甘え上手になります。
小さい頃から飼い主がリーダーであることを覚えさせましょう。
女の子の性格
チワワのメスはオスに比べて穏やかでおとなしい傾向があります。オスのように自分がリーダーになろうという意識は少なく飼い主に対しても忠実です。
また、自立した性格の子が多く、オスよりも独立心が強い面があります。
初心者にはメスがおすすめといわれることもありますが、飼い主の過度なスキンシップがストレスとなる場合もあるので、ひとりでいたいなと見えるときは、チワワ自身の時間や空間を大切にしてあげましょう。
チワワが凶暴だと言われるワケ
チワワは警戒心が強いので、他の人や犬に対して攻撃的になることがあります。
また、勇敢であるがゆえに強気な態度に出てしまうこともあり、「チワワは凶暴だ」「気性が荒い」と言われてしまいます。チワワが凶暴だといわれる原因は、臆病で警戒しているからなので、チワワが嫌がることはしないようにしましょう。
小さなチワワから見ると、自分より大きな人間が急に上から手をだして触ろうとしてきたら怖がってしまい、人の手自体が苦手になってしまいます。急に触るなど、驚かせないようにすることが大切です。
チワワが番犬としておすすめな理由
犬の中でも最も小型のチワワは番犬としては向いてなさそうに見えますが、実は優秀です。
縄張り意識、防衛本能の強さは小型犬の中でもトップクラスで、警戒心も強いので知らない人やモノにいち早く反応し、立ち向かっていく勇敢さを備えています。
チワワの祖先であるテチチが番犬だったことを考えると、番犬としての本能があるのかもしれません。
チワワにおすすめのドッグフード
【全年齢向け】チワワにおすすめのドッグフード
モグワン
価格 | 【通常価格】¥4,708(税込)/1.8kg 【定期購入】¥4,237(税込)/1.8kg |
対応年齢 | 全年齢 |
主原料 | チキン、サーモン |
原産国 | イギリス |
モグワンは手作り食のレシピに基づいて製造されたドライタイプのドッグフードです。
モグワンが主原料にしているのはチキンとサーモンです。動物性由来の良質なたんぱく質を豊富に含む一方で、低脂質、低カロリーなので、チワワの筋肉や被毛を美しく維持させながら、肥満対策にも期待できます。
粒の形状も直径約8ミリほどのドーナツ型と工夫されているので、口の小さなチワワも食べやすいでしょう。
累計200万個販売した『モグワン』は限定ページ経由だと、定価から20%OFFの特別価格で購入可能です!公式サイトをチェックしてみてください!
【パピー・老犬向け】チワワにおすすめのドッグフード
ブッチ
価格 | 【通常価格】¥2,860(税込) /2㎏ 【定期価格】¥2,574(税込)/2㎏ |
対応年齢 | 全年齢 |
主原料 | ブラックレーベル(ビーフ、ラム、チキン) ホワイトレーベル(チキン) ブルーレーベル(チキン、フィッシュ) |
原産国 | ニュージーランド |
ブッチは環境規制が世界一厳しいといわれているニュージーランド産の原材料肉を92%使用し、必須栄養素をバランスよく配合した総合栄養食です。
人工添加物不使用、グルテンフリーと無添加へのこだわりを大切にしており、生肉に近い水分含有量に調整もしてあるので、体にやさしく、食欲がない時にも食べやすいドッグフードです。
ドライフードのようにかみ砕かなくてもいいほどのやわらかい食感なので、歯に問題を抱えるシニア犬でも簡単に食べられると好評です。
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チワワの社会性を高める方法は?育て方のポイント
チワワは過保護にしすぎると、飼い主を主人と見なくなり言うことを聞かなくなってしまいます。また、吠え癖や噛み癖がついてしまうと、家では飼いにくくなり、矯正するにも時間がかかります。
社会性を高めて、飼い主との信頼関係を築くことでチワワ本来の可愛い性格を引き出してあげましょう。
- ポイント①小さいときから社会性を育てよう
- ポイント②飼い主との信頼関係を築こう
- ポイント③かまいすぎは良くない
- ポイント④甘やかすのは絶対にNG
ポイント①小さいときから社会性を育てよう
チワワは臆病で気が強い面があり、相手に激しく吠えて威嚇をする無駄吠えと呼ばれる行動をすることがあります。臆病なほど吠えやすく、吠え癖が身についてしまうこともあります。
子犬の頃から社会性を育てるため、周りの環境になれさせて自信をつけさせましょう。
散歩など外に行く機会を作り、家族以外の人や他の犬、知らない音やモノに慣れさせることで、無駄吠えを減らす訓練にもなります。天気の良い日に15~30分ほどのお散歩がおすすめです。
ポイント②飼い主との信頼関係を築こう
チワワに一度信頼されると、チワワは飼い主への忠誠心が強くなり献身的になります。しつけを成功させるには、信頼関係を築くことが何より大事です。
信頼関係はチワワ自身の体験から生まれてきます。この人は自分を守ってくれる、遊ぶ時間をくれる、食事を与えてくれるなど愛情込めたお世話の積み重ねがチワワとの信頼関係を築いていきます。
普段からコミュニケーションをしっかりとって、この飼い主は信頼できるとチワワが感じる体験をかさねましょう。
ポイント③かまいすぎは良くない
チワワはかまいすぎると、飼い主がそばにいないと不安になってしまい、精神的なストレスを感じるようになり、下痢や嘔吐、食欲不振など体の不調が表れてくることもあります。
むやみに触ったり、寝ているときに無理やり起こすようなことを繰り返すと、チワワに強いストレスがかかり悪影響です。一人遊びをしている時も邪魔してしまうと常に飼い主がいないと遊べない犬になってしまいます。
チワワが自由に過ごす時間も尊重してあげましょう。
ポイント④甘やかすのは絶対にNG
チワワは賢くリーダー意識も強いので、飼い主が甘い顔をしたりしつけに手を抜いたりすると、それを見抜きわがままになってしまいます。
主人はチワワではなく、飼い主であることを子犬の頃から教えることが大切になります。
ご飯が食べたい、遊んでほしいなどチワワが要求し、吠えたときもそのまま応じるのはNGです。要求がなんでも通ると、飼い主を下に見るようになり、わがままになってしまいます。
チワワが何か要求してきたら、「待て」「お座り」などまず飼い主のいうことを聞かせてから応じるようにしましょう。
チワワの飼い主の本音【飼いやすい?飼いにくい?】
飼いやすいという声
「お座り、待てなど基本はすぐ覚えてくれてトイレのしつけも楽」
「小型で体力もないので頻繁に散歩しなくていい」
「家族として受け入れたら甘えん坊になってかわいい」
「エサの量が多くない」
「小回りが利くから広くない部屋でも遊ばせてあげられる」
「飼い主が大好きでいつもすり寄ってくれる」
チワワは小型犬なので、体力面でも長時間の散歩は必要ありません。散歩しなくていい、部屋で遊ばせられるなど、室内犬ならではの飼いやすさの声が聞かれます。
飼いやすさだけでなく、チワワがみせる忠誠心が癒しとなり、飼い主の大切な存在であることがわかります。
飼いにくいという声
「意外とよく食べるので体重管理が大変」
「気が強くわがまま。可愛いからと見た目で飼うと大変な目に合う」
「スムースコートの抜け毛はコロコロでは取りにくい」
「気に入らないことがあれば全身で反発してくる」
「シャンプーのあと乾かすのがめんどくさい」
「体が小さいので体温調節はむずかしい」
チワワが強気な性格のまま育ってしまい、飼い主に反発してくるという話が聞かれます。
また、体が小さく代謝が活発なので、寒がりで暑がりという面を持っています。体温調整には気を使っている飼い主が多いようです。
ほかの犬も同様ですが、室内犬の抜け毛掃除やシャンプーは大変という声が聞かれます。
チワワの可愛い癒し画像集
(4~5つ程度入れてください)※テキスト、文章は不要です。
チワワに関するQ&A
【まとめ】チワワの性格を徹底分析!
チワワは勇敢な反面、臆病で警戒心が強いところがあります。また、忠誠心が強く学習能力も高いので、飼い主との信頼関係を築ければしつけもしやすいこともわかりました。
祖先が番犬だったことによる本能なのか、リーダーとしての本能なのか、チワワの見た目では想像できない攻撃的な一面も見えてきました。小さな体で威嚇してくることもありますが、それは臆病で警戒心が強いから。
チワワは明るく甘えん坊の犬種なので、たっぷり愛情を注いであげてチワワのいいところを引き出してあげたいですね。