皆さんは犬も糖尿病にかかる可能性があることをご存じでしょうか。
本記事では愛犬が糖尿病になってしまった場合どんな食事にすればいいのか、またおすすめのドッグフードについてまとめました。
愛犬の健康に関心を持っていたり、すでに愛犬が糖尿病の治療中で食事に困っている方はぜひこの記事をチェックしてみてください。
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目次 -INDEX-
犬の糖尿病とは?
- 水をよく飲むようになり、おしっこが増える
- ご飯をちゃんと食べているけど痩せている
- 下痢や嘔吐
最も多いのは水を飲む量とおしっこが増える症状のようです。
異変に気付くためには、日頃愛犬が毎日どのくらい水を飲むか把握しておくとよいですね。
次に体重が減少していくことが多いです。ごはんは毎日しっかりと食べていても徐々に痩せていき体重も減っていくので、「あれ?なんだか最近痩せてきたな」と思い病院を受診すると糖尿病だった、ということは少なくないようです。
症状が進んでいくとだんだんと食欲が落ちて元気がなくなり、下痢や嘔吐といった症状が出始めます。この段階になるとかなり重篤な状態と言えます。
犬の糖尿病になってしまう原因
人間が糖尿病になる原因は生活習慣や遺伝、基礎疾患であることが多いですが、犬の糖尿病はどんな原因で引き起こされるのでしょうか。
実は犬も同じように、食事や運動不足といった生活習慣や基礎疾患などが原因となって糖尿病になるようです。下記に詳しく解説していきます。
- 原因①食事や運動不足などの生活習慣
- 原因②先天的な影響
- 原因③他の病気や疾患からの併発
原因①食事や運動不足などの生活習慣
ドッグフードをいつも早食いしている、おやつをたくさん食べている、散歩はあまり行かず家で寝ていることが多いといった場合に糖尿病になる場合があります。
特に7歳以降はだんだんと筋力が落ちて運動量が減っていきますよね。でも変わらず若い時期に与えていたドッグフードを与えていると肥満になってしまうことがあります。
肥満が必ずしも糖尿病の原因になるという訳ではありませんが、愛犬の体型や生活を日々よく観察するようにしましょう。
原因②先天的な影響
犬の糖尿病になってしまう原因の2つ目は先天的な影響です。
もともと膵臓の機能に異常がある場合などは、膵臓から正常にインスリンが分泌されず高血糖状態になるために糖尿病が引き起こされます。
肥満ではない犬が糖尿病にかかった場合はこういった原因もあるということを知っておきましょう。
原因③他の病気や疾患からの併発
糖尿病は別の病気や疾患から発症することもあります。
例えば肝腎心疾患やクッシング症候群などの疾患の合併症によって糖尿病になることがあります。ホルモンバランスが崩れたりすることで高血糖の状態が続き、糖尿病の症状が現れます。
このように糖尿病になる原因はさまざまあります。いずれにしても異変に気付いた場合はすぐに病院を受診し、治療を始める必要があります。
犬の糖尿病の治療方法
まずは病院で血液検査や尿検査を行い、尿に糖が出ていることが確認できたら糖尿病の治療を開始します。
主な処置はインスリン注射です。これは犬の大きさや病気の進行具合によって種類や投与する量が変わります。
また同時に食事療法を進めていくこともあります。一般的なドッグフードではなく、食後の血糖値が上がりにくい糖尿病専用の療法食を病院で処方してもらい、なるべく決まった時間に与えます。
このような治療を続けながら定期的に検査を受けて、治療に効果があるのかを見ていきます。そのため、糖尿病の治療は長期戦になることが多いです。
糖尿病になりやすい犬種はある?
トイプードル/ミニチュアダックスフンド/ジャックラッセルテリア/ミニチュアピンシャー/ミニチュアシュナウザー/ゴールデンレトリバー/ラブラドールレトリバー
上記の犬種は遺伝的にインスリンを分泌する機能弱い場合や、インスリン自体の作用が弱い場合が多いと言われています。
ちなみにオスよりもメスの方が糖尿病になりやすいようです。
犬種や性別によって糖尿病になりやすいという可能性はありますが、上記の犬種意外でも糖尿病になる場合はあります。
「うちは糖尿病になりやすい犬種じゃないから大丈夫!」と思わず、日頃から愛犬の生活習慣には気を配るようにしましょう。
糖尿病のワンちゃんの食事療法のポイント
糖尿病になった場合インスリンの投与と同時に食事療法も進めていく場合が多いため、どんなことに気を付けた食事にすればいいのかを知っておきましょう。
特に愛犬の糖尿病を予防したい!と思われている方は、ぜひチェックしておいてください。
- ポイント①糖質制限
- ポイント②低脂肪で炭水化物を控える
- ポイント③食物繊維は積極的に摂取する
- ポイント④一食の量と与えるタイミングを一定に保つ
ポイント①糖質制限
もしも甘いものやパン、白米などを与えていた場合は与えないようにしましょう。これらは食後に血糖値が上がりやすく合併症を引き起こしやすくなるため治療中は与えないようにしてください。
また糖質を緩やかに吸収してくれる食物繊維を摂取するのもおすすめです。例えば芋や玄米などです。
インスリンは食事の量によって量が変わります。おやつを毎日与えている場合には、治療中は控えるようにしましょう。
ポイント②低脂肪で炭水化物を控える
脂肪分の多いドッグフードを与え続けると太る原因になり、血糖値が上がるだけでなく肥満によって他の病気を併発する原因となってしまいます。ドッグフードの脂肪分には十分注意しましょう。
安くてたくさん入ったドッグフードは低品質な脂肪分や炭水化物が多く配合されているものが多くあります。治療中は良質な炭水化物が摂取できるよう工夫しましょう。
ポイント③食物繊維は積極的に摂取する
芋や玄米といった食物繊維が豊富な食材は、食事後の血糖値の急激な上昇を抑えることができるので積極的に摂取していくのをおすすめします。
ただ血糖値の上昇に効果があるからといって、たくさんあげればいいというわけではありません。適量を与えるようにしてください。
また野菜を与える場合にはしっかりと茹でて、水気を切ってから少量を与えるようにしましょう。
ポイント④一食の量と与えるタイミングを一定に保つ
先程も述べましたが、糖尿病の治療中はごはんの量を一定に保つ必要があります。これはインスリンの投与量に関わるからです。
治療中はごはんの量を一定にし、おやつはなるべく控えましょう。
また食事のタイミングはなるべく毎日同じ時間にしてください。インスリン注射をするタイミングに関わるためです。
治療中は規則正しい食事を心がけてみましょう。
糖尿病の愛犬に与えたい手作りご飯レシピ
白身魚/大根/白菜/トマト/じゃがいも
おやつをやめて糖尿病の療法食を与えるだけでは犬も飽きてしまいます。そんな時におすすめなのは手作りご飯です。
手作りご飯は作るのが大変で、必要な栄養分やカロリーの計算が難しいため毎日与える必要はありませんが、たまに与えると犬も喜んでくれると思いますよ。
白身魚は脂質が少なくアレルギーにもなりやすいため幅広い犬におすすめの動物性たんぱく質源です。白身魚を食べやすい大きさに切って水で煮るだけで完成です。
とても簡単に作れるだけでなく、犬の体にいい食材ばかりで美味しく食べられます。
糖尿病の療法食は動物病院でしか購入できないことが多い
糖尿病の治療の際に使う療法食は、多くの場合動物病院でしか購入することができません。これは獣医師が推奨しているドッグフードなので獣医師がいないペットショップやホームセンターでは販売することができないからです。
また糖尿病の療法食といってもさまざまな種類のドッグフードがあるため、自分で決めずにまずはかかりつけの動物病院にどんなものを選べばいいのか相談するようにしましょう。犬の状態によってこれからの治療方針やドッグフードを決めてくれると思います。
糖尿病のワンちゃんにオススメのドッグフード5選
ここからは糖尿病の犬におすすめのドッグフードを5つ紹介します。それぞれの価格や内容量、特徴についてまとめました。
愛犬の糖尿病を予防したい!と思っている方もぜひこちらを参考にしてみてください。
No | 商品名 | 価格/内容量 | 評価 | 特徴 | 購入サイト | 原産国 |
---|---|---|---|---|---|---|
① | ココグルメ | ¥1,848(税込)/3袋(300g) | ★★★★★ | 国産の肉や野菜をそのまま使った手作りごはん | 公式サイト | 日本 |
② | スペシフィック CRD-1 減量アシスト | ¥2,614(税込)/1.6㎏ | ★★★★★ | 食物繊維配合で血糖値上昇を抑える ビタミン、ミネラル豊富 | 松波動物メディカル | ベルギー |
③ | 犬心 糖&脂コントロール | ¥2,860(税込)/1㎏ | ★★★★★ | 高血糖、高脂血が原因の7つの疾患をケア | 公式サイト | 日本 |
④ | Vetsolution 糖尿病サポート | ¥1,500(税込)/400g | ★★★★ | 食物繊維豊富 摂取エネルギーを抑えて体重御増加を防ぐ | ペット家族 | イタリア |
⑤ | ロイヤルカナン 糖コントロール | ¥5,100(税込)/3㎏ | ★★★★ | 大麦配合で素早く糖を吸収 たんぱく質多め | Amazon | フランス |
①ココグルメ
出典:ココグルメ
価格 | ¥1,848(税込) |
内容量 | 100g×3袋 |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
ココグルメはインターネットで購入することができる手作りごはんです。
ココグルメはドライフードやウェットフードのような加工方法ではなく、国内工場で全て人の手で調理加工されています。必要最低限の加熱処理しか行わないので、食材の栄養価や水分を損なわずに摂取することができます。
自宅で作る手作りごはんは栄養バランスが偏りやすいですが、ココグルメは手作りの総合栄養食です。糖尿病の療法食ではありませんが、バランスの良い栄養価で愛犬の肥満を防ぐことができます。
②スペシフィック CRD-1 減量アシスト
出典:スペシフィック
価格 | ¥2,614(税込) |
内容量 | 1.6㎏ |
対応年齢 | 1歳~ |
原産国 | ベルギー |
スペシフィック CRD-1 減量アシストは肥満や糖尿病に悩む成犬に向けて作られたドッグフードです。
低脂肪低カロリーに作られており、食物繊維が豊富なので食後の血糖値の上昇を抑えることができます。エネルギー量を抑えている分ビタミンやミネラルは豊富に配合されているため、少ない摂取量で十分な栄養を取り込むことができます。
スペシフィック CRD-1 減量アシストは他にも高脂血症や大腸炎などの疾患にも効果的です。使ってみたいと思われた方はぜひかかりつけの動物病院に相談してみましょう。
③犬心 糖&脂コントロール
出典:犬心
価格 | ¥2,860(税込) |
内容量 | 1㎏ |
対応年齢 | 全年齢 |
原産国 | 日本 |
犬心 糖&脂コントロールは高血糖、高脂血が原因となる7つの疾患を同時にケアする優れた療法食です。
高血糖、高脂血が原因となる疾患は原因が同じため、どれかを発症すると他の疾患も併発するリスクが高いと言われています。
犬心 糖&脂コントロールは良質な素材と高い栄養素によってそれらのトラブルを防ぎます。
血糖値が上がりやすい素材は使用していないので、糖尿病治療中のわんちゃんにも安心して与えることができますね。
④VetSolution 糖尿病サポート
出典:Vet Solution
価格 | ¥1,500(税込) |
内容量 | 400g |
対応年齢 | 1歳~ |
原産国 | イタリア |
Vetsolution 糖尿病サポートは糖尿病専用の療法食です。
一般的なドッグフードと比べて食物繊維の量が多いので、糖の吸収や食後の血糖値の上昇を防ぎます。
また脂肪の燃焼を手助けするL-カルニチンと適量のたんぱく質によって、健康的に体脂肪を落とすことができます。
糖尿病の原因となりやすい肥満になってしまうと、ダイエットさせるのは犬にとってストレスとなってしまいます。Vetsolution 糖尿病サポートは高繊維なので満足感を得ながら必要な栄養を摂取しつつ体脂肪を減らすことができるので、食事時間を楽しみながらダイエットができますね。
⑤ロイヤルカナン 糖コントロール
出典:ロイヤルカナン
価格 | ¥5,100(税込) |
内容量 | 3㎏ |
対応年齢 | 1歳~ |
原産国 | フランス |
ロイヤルカナン 糖コントロールは糖尿病の犬のために作られた療法食です。
消化率90%以上の大麦が使用されており、糖を素早く吸収してくれるので血糖値を安定させることができます。
たんぱく質は多めに配合されているので、筋肉を維持させることもできます。
ドッグフード業界では有名なロイヤルカナンが販売している療法食のため、多くの方が使っているようです。内容量も多いので中型犬や大型犬にもいいですね。
愛犬が糖尿病療養食を食べないときの対処法
犬はいつもと違うフードの味に反応したり、好き嫌いがあるので療法食を食べてくれないこともあります。
そんな時おやつなどをトッピングしてあげたくなりますが、糖尿病の療法食はそのフード単体で効果を発揮するためなるべく他のものとは混ぜない方がいいです。
療法食を食べてくれないときはフードをあたためたりふやかす、手から食べさせるといった工夫をしてみてください。それでも難しければ療法食用のおやつや療法食のウェットフードを混ぜる、別の療法食に変えてみるといった対処をしてみましょう。
愛犬の糖尿病について疑問点がある場合は獣医師に相談を
愛犬が糖尿病になった場合、インスリン注射を行ったり日々の食事や運動管理などやらないといけないことがたくさんあります。
「この治療法でいいのかな」「今後どういった治療をしていくのかな」など糖尿病の症状や治療について疑問があれば、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
インターネットでもたくさんの情報が載っていますが、あくまでも一般論で症状の具合や病気の進行具合などはそれぞれです。心配事は獣医師に何でも相談するようにしてください。
【まとめ】犬の糖尿病におすすめのご飯
愛犬が糖尿病になると、これからの治療のことや家での食事管理など心配事や不安がたくさん出てきますよね。
大切なのは愛犬に合った治療方針や家でのケアを獣医師とよく相談することです。また定期的な検査も必ず行ってください。
インスリン投与だけでなく、食事管理も大切な治療です。ドッグフードは慎重に選びましょう。
長い治療になるため飼い主様の根気が必要になりますが、愛犬が少しでも元気な状態で長生きできるよう頑張って治療に取り組みましょう!
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